
しあわせ日記
自分を強くする
弱いままの自分を強くしようとしないのは、自分を大切にしていません。弱いままではいつまでたってもつらい思いをたくさんすることになってしまいます。自分の心を強くすることができれば、それだけラクに生きられるようになるのです。
本当につらい時には、自分を助けたほうがいいのです。でも、ふだんからラクをしようとして、大変なことから逃げてばかりいると、自分を甘やかすことになり、自分を弱くしてしまいます。
苦しいことや大変なことに前向きに取り組むことが、自分を強くし、自分を成長させることになるのです。
生きていく中では悩みや問題が発生します。“小さいこと”や“どうしようもないこと”はできるだけ悩まないほうがいいのです。でも、人生には自分にとって大事な問題があります。重要な問題に正面から立ち向かい克服していくことで強くなれるのです。
幸せになるためには、夢や目標をもって努力したほうがいいのです。それなりにつらい努力をし、困難を経験することで強くなれるのです。目標が達成できれば、それなりに大きな幸せとともに自信を得ることができるでしょう。「夢」が自分を育ててくれるのです。
人間関係の中でも自分を強くすることができます。いろんな人と関わる中で多くのことを学ぶことができるでしょう。また、自分のまわりの人を大切にし、幸せにしたい人を幸せにする努力の中でも成長することができます。「愛」が自分を育ててくれるのです。
自分にとって「重大な問題」や「夢」や「愛」などに前向きに取り組む中では、つらいこともあります。そういう際に自分の心を支え、自分を励ませるような幸せになる考え方を心がけるようになれるといいのです。
自分ができたことは、「よくやった。えらい」って自分をほめてあげていいのです。自分をほめることが自分を強くすることになるのです。
何かがうまくできない時に、「自分はダメだ」などと自分を責めるのは、自分を大切にしていません。それでは自分にやさしくないし、自分を弱くしてしまうのです。「今はまだできなくてもいいんだよ。努力すればきっとできるようになるよ」のように自分にやさしくできるといいのです。自分の心を支えられる自分は強いのです。
ここでの「強くなる」のイメージは“柳に風”です。
強い風が吹いたら流されて揺れてしまってもいい。でも、風がやんだらすぐに立ち直る。そんなしなやかな強さがいいのです。
風に逆らって無理して踏ん張ると疲れます。暴風にあったらポッキリ折れたり根元から倒れてしまうこともあります。世の中には、力を入れて踏ん張り過ぎて心が折れてしまったり病に倒れてしまう人もいます。
また、何かある度に少しずつ傾いていって、本来の健全な自分に戻れなくなってしまうような人もいます。一つのことで傾いてもすぐに立ち直ることができれば、いろんなことをどんどんつけ加えて傾きを大きくしなくてすみます。
“柳に風”流のしなやかな強さのいいところは、「揺れてしまってもいい」ということです。イヤな事や問題に出遭ってしまったら、心が揺れてもいい(しかたがない)。ぜんぜん動揺しない人になんてならなくてもいいのです。
苦しいことから逃げてばかりいては、いつになってもその苦しいことに追いかけられることになってしまうのではないでしょうか。苦しい時に一所懸命に頑張ることで自分が強くなれば、そのことは苦しいことではなくなるのです。
ただし、「強くなりたい」と思っても、すぐに簡単になれるわけがありません。「自分を変える」ことは人生の一大事業です。そのためには、努力や工夫が必要だし、時間もかかります。
幸せになる考え方を一つ一つ身につけていくことで、少しずつ自分を強くしていけたらいいのではないでしょうか。