
しあわせ日記
「いいんだよ」と自分を助けてあげよう
つらくてどうしようもない時、「自分は××」などと自分のことを悪く考えると、余計につらい思いをしてしまいます。そんな時に「いいんだよ」と一言自ら言うことができれば、それだけでもだいぶラクになれるでしょう。
自分に「いいんだよ」と言うことに違和感がある人もいると思います。軟弱な感じがするかもしれません。でも、その一言でラクになれる場合もあるのです
ただし、いつも「いいんだよ」では、自分を甘やかすことになってしまいます。そこで少し条件をつければいいでしょう。
「今は、まだいいんだよ」、もしくは、「ここは、このままでもいいんじゃない」。
「今は」ということは「いつかは○○」ということであり、「今は××だけど、(努力をすれば)きっと○○になれる」のように考えることもできるでしょう。今すぐにはできないことがあります。でも時間をかければできることはあります。
「ここは」ということは「他のところは○○」ということであり、「ここは××だけど、自分には○○もある」のように考えることもできるでしょう。誰にでもいいところとよくないところがあります。いいほうにも目を向けられるといいのです。
◇「もういいんだよ」
すごくつらくなった時には「もういいんだよ」と自分を助けたほうがいいのかもしれません。
「自分をいじめるのはやめよう」と考え、自分を責める考えをストップしたほうがいいのです。
たとえば、大きな失敗をしてしまった時、ちゃんと反省をしたのなら、「もういいんだよ。 これ以上自分を責めるのはやめよう」。人に悪いことをしてしまった時、ちゃんと謝ったのなら、「もういいんだよ。 自分を責めるのはやめよう」。目標を達成できなかった時、それなりに頑張ったのなら、「もういいんだよ。 自分を責めるのはやめよう」。
すごくつらい時には自分をいじめるのではなく、自分を助ける具体的な方法を考えることができると、なおいいでしょう。
たとえば、すごく疲れた時には、「もういいんだよ。少し休もう」。自分だけではどうしようもなかったら、「もういいんだよ。誰かに助けを求めよう」「あきらめずに、助けを求め続けよう」。絶望しそうになった時には、「もういいんだよ。(生きるためには)やめてもいいんだよ」。学校も、仕事も、人間関係も……。生きること以外はやめてもいいのです。
つらくて、つらくて、どうしようもない時には、「もういいんだよ」と自分に言ってあげられるようになれたらいいのではないでしょうか。
◇「自分に○○してあげる」という考え方
「自分を助ける」とか、「自分を励ます」とか、「自分が自分に何かをする」という感覚がわからない人もいるでしょう。「自分に○○してあげよう」などと一度も考えたことがない人もいるのではないでしょうか。
「自分に(もしくは、自分を)○○してあげる」という考え方が、つらい時に自分を助け、自分を幸せにするためには役立つのです。
たとえば、「自分にやさしくしてあげる」。
・自分が苦しんでいたら、放っておかないで、助けてあげる。
・自分を責め過ぎないように、「もういいんだよ」って言ってあげる。
・自分ではどうしようもなかったら、人に助けを求めてあげる。
・将来の希望を見つけてあげる。「今は××だけど、いつかは○○になる」
たとえば、「自分を応援してあげる」。
・何かができた時、うまくいった時には、自分をほめてあげる。
・やったことをプラス評価し、自分の能力を認めてあげる。
・自分を信じてあげる。自分に期待してあげる。「きっと○○できる」。
・自分を元気づけ、励ましてあげる。「頑張ろう」「もう少しだけ我慢しよう」。
たとえば、「自分を幸せにしてあげる」。
・自分が楽しいことを計画し、実践に移してあげる。
・自分を喜ばすことを考え、してあげる。
・自分がやりたいことや夢を探してあげる。
・いい出会いを求めて、行動してあげる。
・くよくよしない自分になるように努力する。自分を育てる。
もっといろいろなことが考えられます。その時に自分にできることもあるはずです。
時には、今自分が何をしてほしいかを考え、できることがあれば自分で自分にしてあげれるといいでしょう。一生懸命に考えてあげれば、きっと自分にしてあげられることが見つけられるでしょう。
もっとラクに生きられるようになるためには、「自分に○○してあげる」という意識をもてるかどうかが大きなカギかもしれません。