
しあわせ日記
自分を励ます言葉を身につけよう
つらい時に、ただ「つらい」「苦しい」「イヤだ、イヤだ」などと考えていると、余計につらく感じられるだけです。
そんな時に、自分で自分を励ますような考え方を心がけることができるようになれるといいでしょう。
◇「頑張ろう」
人を励ます言葉でポピュラーなのは「頑張れ」「頑張ろう」です。
人から言われたら素直に聞けない時もあるでしょうが、自分で「頑張ろう」と言えば、それなりの効果があるはずです。
つらい時に、「(もう少し)頑張ろう」と一言(心の中で)言うだけでも、少しは心を励ますことができるでしょう。
その前に、「自分を励まそう」という気もちになれるだけでも、心の姿勢が前向きになり、少しは強くなれるのです。
同じように、元気がない時には、一言「元気を出そう」と自分で言えれば、少しは元気が出るでしょう。「あの歌(好きな歌、楽しい歌、元気になれる歌など)を口ずさみながらやろう」のように工夫できることもあるでしょう。
ただし、「頑張るのはいいこと、頑張り過ぎるのは……」。
頑張り過ぎて、疲れきってしまっては、余計につらくなるだけでなく、いい努力が続けられなくなってしまいます。
「少し力を抜こう」「今は休もう」などと考えたほうがいい場合もあるでしょう。
日本人はよく「ガンバレ!」と応援し、アメリカ人はよく「リラックス」と応援するそうです。「ちょっと力を抜いて頑張ろう」と考えたほうがいいこともあるのではないでしょうか。
◇「ベストを尽くそう」
つらい時には、「あの人が××だから」「□□(組織/制度/社会/運など)が悪いから」「自分は××だから」などと考えやすいでしょう。このようなことを考えても、悪感情が強くなるだけで、何も変わりません。
そんな時には、「こんなことを考えてもしかたがない」「余計なことを考えずに、一所懸命にやればいい」「今できることをやろう」「やれるだけやればいい」「ベストを尽くそう」などと考えたほうが自分のためにいいでしょう。
困難に立ち向かわなければならない時には、「勇気を出してやってみよう」「いい経験をするつもりでやってみよう」などと考えることで第一歩を踏み出せることもあるでしょう。
また、つらいことに立ち止まってしまい、なかなか前に進めない時もあるでしょう。そんな時には、「もう一回だけやってみよう」「ともかく一歩前進しよう」「(立ち止まっていてもいいことはない)歩きながら考えよう」などと考え、再開できるといいでしょう。
そして、つらいことをやり終えた時には、「頑張った」「よくやった」「えらい、えらい」などと、自分をほめてあげてもいいのではないでしょうか。
ちゃんとやれた時に自分をほめることで、少しずつ自信をつけていくこともできるでしょう。自分で自分をほめることも、自分を励ます方法の一つです。
つらい思いをしている自分をそのまま放っておかずに、自分を助けるために、自分を励ます言葉を自ら遣えるようになれたらいいのではないでしょうか。