読書日記

  今できることをやる

 『気持ちの整理 不思議なくらい前向きになる94のヒント』(斎藤茂太)より、

 今できることをやってみようと考えてみると、「できること」と「できないこと」がわかってくる。できることがあるなら、あなたの心配が続いているかぎりやってみよう。

 「今できること」をとにかくやっていると、できないことや考えてもしかたがないことはあまり気にならなくなってくる。
 すると、“自分にできることは全てやったのだ”という充実感が生まれ、よけいな悩みや心配ごとは消えていく。
 将来が心配になることはあるでしょう。
 そんな時、ただ考えていても、悩ましくなったり不安になったりするだけだったりします。
 そういう時には、「今できることをやろう」と心がけるといいのではないでしょうか。

 今できることをやるのに集中すれば、考えてもしかたがないことを考えずにすみ、不安な気もちにもならずにすむでしょう。
 やっていることを楽しめたり夢中になれたりすれば、気分もよくなるでしょう。
 やっていることが将来の幸せにつながることなら、それだけ心配は減るはずです。
 「やれるだけやった」と思えれば充実感も感じられるでしょう。

 「今できることをやろう」と思っても、実際に何をしたらいいかわからないようなら、自分の目標を考え直してみたほうがいいのでしょう。
 具体的な行動に結びつかない夢や目標は、自分に合ったものではないのかもしれません。
 具体的な行動に結びつくものが、実現の可能性がある目標であり、希望や期待がもてる(幸せにつながる)目標なのではないでしょうか。

 自分の幸せのために「今できることをやる」ようになることが、心配を減らし、将来の幸せを増やすことになるのだと思います。



   

次の日の日記

気持ちの整理』斎藤茂太

ホームページ