しあわせ日記
悪心のない幸せ
上杉謙信の家訓より(抜粋)、
心に物なき時は心広く体泰なり
心に曇りなき時は心静かなり
心に我儘なき時は愛敬失はず
心に欲なき時は義理を行ふ
心に私なき時は疑ふことなし
心に驕りなき時は人を敬ふ
心に誤りなき時は人を畏れず
心に邪見なき時は人を育つる
心に貪りなき時は人に諂うことなし
心に怒りなき時は言葉和らかなり
心に自慢なき時は人の善を知り
心に迷いなき時は人を咎めず
心の中に何か悪いものがあると心身に悪影響があり、そういうものをなくせばおのずと心身は健全でいられるのでしょう。
また、余計なことを考えるから心の中が曇るのであり、余計なことを考えなければ心静かにいられるのでしょう。
心身が健全で、心静かな時間が長ければ、それだけ幸せに暮らしやすいでしょう。
人と接する際に、相手のあら探しをしたり、悪口を言ったり、相手を疑ったり、尊重できなかったり・・・(無意識に)悪い心の働きをしてしまうのは、心の中に何か問題を抱えているからなのでしょう。
そういう心の問題(たとえば、わがまま、欲望、私心、先入観・偏見、怒りや憎しみなどの悪感情、迷いなど)を「一つ一つ、少しずつ」(幸せになる考え方を身につけていくことで)取り除いていけるといいのではないでしょうか。