しあわせ日記
無視する幸せ
“無視する”とは、「存在価値を認めないこと。また、あるものをないがごとくみなすこと」。
存在は認めても、それが無いがごとく、スルーすることです。
幸せに暮らすためには無視できるといいもの(事・人・物)がいろいろありそうです。
一つは、起こってしまったイヤな出来事です。
起こったその瞬間にはイヤな気もちになっても、すぐにその事がなかったかのように(無視して)過ごせるといいでしょう。
たとえば、小さいことや過ぎたことは無視できるといいでしょう。
考えてもしかたがないことの場合には、なおさらです。
一つは、イヤな人の存在とその人がしたことです。
イヤな人がいるのはしかたがありません。「こんな人もいる」と、その存在は認めることです。
イヤな人がしたイヤなことも、「こういうこともある」と現実を認めることです。
その上で、「こんな人のためにイヤな気分になるのは損だ」「こんな(人の)ことを考えるより、○○しよう」と、その人のことを無視できるといいでしょう。
そして、「いっしょにいない時にはイヤな人のことを考えるのはよそう」と、イヤな人に煩わされずに生活できるようになるといいでしょう。
一つは、自分の欠点です。
もちろん、欠点をなくす努力をするのはいいことです。本気でその努力を続けられるのなら、それがいいのでしょう。
でも、どうしても直らない欠点もあると思います。いい努力ができないようなら、自分の欠点を無視して、自分の得意なことや好きなことを大切にしたほうがいいのではないでしょうか。
欠点があっても、それを無視することで幸せに暮らせるのなら、それも欠点の克服法の一つだと思います。
たとえば、比較の考え方や悲観的な考え方や完璧主義の考え方など、不幸になる考え方のクセがあることに気づいても、それを「やめよう」と考えるのではなく、クセが出た時に気づいて「ストップ(無視)すればいい」と考えればいいのです。
「こんなことを考えるより、○○しよう」と切り替えられると、なおいいでしょう。
他にも無視することで不幸な時間を少しでも減らし、その分の時間を自分が幸せになれることに使えるようになるといいのではないでしょうか。