しあわせ日記
因果と縁起
4月8日はお釈迦様の誕生日で「花祭り(潅仏会/仏生会/浴仏会)」が行われます。
お釈迦様(仏教)の教えの中に「因縁(因果・縁起)」があります。
すべての現象は原因(因)と出合い(縁)があって(結果が)生じる、ということです。
たとえば、不幸の原因は欲や好き嫌いのような心であり、その対象との出合いによって不幸な気もちになるのです。原因があっても出合いがなければ、反対に出合いがあっても原因がなければ、不幸にはならないのです。
『欲望より憂い生じ、おそれ起きん。
欲望を離れし人に何の憂いやおそれあらん』 釈迦
『好き嫌いによりて憂い生じ、おそれ起きん。
好悪を離れし人に何の憂いやおそれあらん』 釈迦
反対に、いい心をもち(いいことをし)、いい出合いがあれば、幸せになれるのです。
『泣きながらでも、善いことをしなさい。悪いことをやめなさい』 釈迦
同様の考え方は西洋にもあります。
ジェームズ・アレンは、『原因と結果の法則』の中で次のように書いています。
「私たちがこれまで考えてきたこと(原因)が、私たちを、いまの環境(結果)に運んできたのです」
つまり、幸せも不幸も過去の自分の考え(とそれに従った行動)という原因の結果ということです。
今自分が不幸だとしたら、過去の自分の考えのせいと考えることができるのです。
そして、これから幸せになるためには、自分の考え方を変えればいい、ということです。
そこで私も考えてみました。
「案因運縁恩の法則」です。
要は、幸せになるためには考え方を変えることから、ということです。