釈尊は一切の現象を見つめ、見抜いて、すべては単一に存在するのではなく、互いに相関連しあって生ずるものだと示されるのです。 「因縁」とは、因と縁のことで、因とは結果を生ぜしめる内的な直接的原因、縁とは外側からこれを助成する間接的原因ですから、内因・外縁ともいいます。