読書日記

  因縁

 『般若心経入門』(松原泰道)より、
 釈尊は一切の現象を見つめ、見抜いて、すべては単一に存在するのではなく、互いに相関連しあって生ずるものだと示されるのです。

 「因縁」とは、因と縁のことで、因とは結果を生ぜしめる内的な直接的原因、縁とは外側からこれを助成する間接的原因ですから、内因・外縁ともいいます。
 原因があって結果がある(因果の法則)。どのような(幸せな/不幸な)結果にもそれなりの原因があると考え、原因を改善して行けたらいいのでしょう。
 原因には外因と内因があるでしょう。他人や環境などの外因を変えるのは極めて困難な場合が多いでしょう。それよりも、内因つまり自分を変えるほうが堅実な方法である場合が多いのです。
 自分(内因)を変えるためには考え方(思案)を変えることからだと思います(案因の法則?)。考え方が変われば、感じ方・望み・行動・価値観・人格・人生などいろんなもの(自分・結果・現実)が変わってくるでしょう。

 因と縁があって、結果が生まれることもあります(因縁の法則)。因があっても縁がなければそうならないことも多いのです。
 縁というよりも運に結果が左右されることもあるでしょう(因運縁の法則?)。
 運を良くしたり縁を増やしたりする方法もあるかもしれませんが、まずは内因(自分)を高めつつ、(良い運や縁の)時機を待つことが大事なのではないでしょうか。

 案が因をつくり、運や縁があって、結果がある。どのような結果(現実)も恩としてありがたく受け取ることができるといいのではないかと思います(案因運縁恩[あいうえお+ん]の法則)。

いいことは 好!好! 悪いことは ハオハオ

悪いことも ハオ好  すべてのことは 好好



   

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