読書日記

  現在の生き方

 『自省録』(マルクス・アウレーリウス)より、
 至るところ、至る時において君にできることは、現在自分の身に起っている事柄にたいして敬虔な満足の念をいだき、現在周囲にいる人びとにたいして正義にかなった振舞をなし、現在考えていることに全注意を注ぎ、充分把握されていないものはいっさいそこに忍び込む余地のないようにすることである。
 現在を生きることが何よりも大切なのでしょう。

 現在自分に起る出来事について、少しでもいいことは素直に喜び、それに満足し、幸せを感じられるといいのでしょう。
 起った悪い出来事については、「こういうこともある」などとまずは現実として受け入れ、さらには「いい経験にしよう」や「いいきっかけにしよう」などと考えられるといいのではないでしょうか。

いいことは 好!好!  悪いことは ハオハオ  ハオ好?

 現在を大切にするためには、まわりの人を大切にすることも大事でしょう。
 そのためには、思いやりやさしさ感謝の気もちなど、好い気もちでまわりの人と接することができるといいでしょう。

 現在を大切にするためには、今やっていることを大切にすることも大事でしょう。
 やることによって、集中してやったほうがいいこと、楽しんだほうがいいことなど、いろいろあると思いますが、過ぎたことやまだ先のことなどの余計なことは考えないことが重要でしょう。
 そして、何をやるにしてもそれを自分がどういう心でやれるかが大事なのではないでしょうか。



   

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