読書日記

  心をありのままに見つめる

 PHP12月号の特集は『悩みから抜け出す 心がぶれない生き方』。
 草薙龍瞬さん(僧侶・興道の里代表)は、
 なにごとも最初は事実確認から。深呼吸して、落ち着いて、いま心に何が起きているのか感じとろうと心がけます。
 面白いのは、心をありのままに見つめるように心がけると、それだけで胸のざわつきが和らいでいくこと。ぶれが収まるのです。
 心がぶれてしまった時、まずは自分の心を見つめて、心の中で何が起きているかがわかるといいのでしょう。
 心の三大要素は、「感情」「望み」「思考」の3つです。

 今の自分の感情や気分を知ることは、心(感情)のぶれをコントロールするための第一歩です。
 たとえば、今自分は「悲しんでいる」「イライラしている」「怒っている」「気分が沈んでいる」などと気づくことができれば、その対策は考えやすいのです。その前に、自分の今の感情に気づいた時点で少しは心が落ち着くのです。

 イヤな気もちが続いている時には、自分がそういう考え方をしているのです。
 その時に自分が考えていたことがわかれば、その対策をし、考え方を変えることが可能なのです。
 その考えが不幸になる考え方だとわかれば、幸せになる考え方を心がければいいのです。

 自分が今そういうことを考え、そういう気もちになっているのは、心の中に何か「望み」があるからでしょう。
 その望みに気づき、それを諦めたり変えたりできれば、心のぶれを収めることができるはずです。
 問題解決のためには現実的な望み・目標をもつことが大事なのです。

 心が大きくぶれた、その場で自分の心を見つめることは難しい場合が多いでしょう。そういうことに慣れていない人には、特に。
 ひとりになって落ち着いた時に、自省する時間をもって自分の心を見つめ直してみるといいでしょう。
 自分の心(の働き)がわかるようになれば、それだけ心をコントロールできることが増え、心がぶれない生き方ができるようになるのではないでしょうか。



   

次の日の日記

最新の日記

心がぶれない生き方

ホームページ