読書日記

  運命に適合して歩んで行く

 『自省録』(マルクス・アウレーリウス)より、
 自分が誠実に、謙遜に、善意をもって生活しているのをたとえ誰も信じてくれなくとも、誰にも腹を立てず、人生の終局目的に導く道を踏みはずしもしない。その目的に向かって純潔に、平静に、何の執着もなく、強いられもせずに自ら自己の運命に適合して歩んで行かなくてはならないのである。

 善い人間に特有なものとして残るのは、種々の出来事や、自分のために運命の手が織りなしてくれるものをことごとく愛し歓迎することである。
 自分がちゃんと生活しているのなら、人がどう思おうがかまわずに、自分の道を行けばいいのです。
 自分の人生の目的を果たすことに向かって歩んで行けばいいのでしょう。

 人生は人それぞれです。自分には選べない道もあります。でも、自分が幸せになれる道もたくさんあるのだと思います。
 自分の運命に適合した、自分に合った生き方ができるといいのでしょう。
 たとえ現実には自分の望みどうりではなかったとしても、「自分の生き方はこれでいい」と思えるように生きる努力をすることが大事なのだと思います。

 自分が生きる中で起こるすべての出来事をいいように受けとめ愛することで幸せを感じて暮らせるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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