読書日記

  痛みの対処法

 『じょうぶな心のつくり方』(ジェリー・ミンチントン)より、
 大切なものを失うことは、私たちが経験するなかでおそらく最大の痛みを伴う。
 ここで、3つの提案をしよう。
 まず、痛みを認める。
 次に、痛みの原因を突き止める。
 最後に、痛みは人生の一部であることを理解する。
 大切なもの(物・人・事)を失うことで、人は大きい心の痛み(不幸)を味わうことになります。
 たとえば、大切な人の死恋人との別れ夢の挫折健康を損なう、・・・。

 そういう場合には、「こういうこともある」とまず現実を受け入れること。そして、(こういうことがあった)今こういう心の痛みがあるのは「しかたがない」と認めること。
 そう心がけることで、心の痛みを和らげ、心を落ちつけて次の考えがしやすくなるのです。

 次に、痛み(不幸)の原因を考えること。原因を突き止めれば、それに対処することで心の痛みを取り除けることもあります。
 不幸の原因が今の自分にはどうしようもないことの場合には、「しかたがない」と考え、「考えてもしかたがないことを考えるのはよそう」と心がけることです。
 心の痛みが長く続く場合には、心の傷が痛むのは「自分がつっついているから」かもしれません。

 人生には心が痛む不幸な事・時が必ずあるものです。自分だけではないのです。同じような不幸を経験している人はたくさんいるのです。
 でも、一時の不幸も人生という長い目で見れば、「いい経験」と考えられるようになるのです(不幸を幸せに変える)。

 痛みがあるということは、そこに何か問題がある、ということ(痛みは警報)です。
 自分の心の痛みに早めに気づいて、対処できるようになるといいのでしょう。
 また、自分の心を強くすることで、多少の痛みがあっても平気でそれなりに幸せに暮らせるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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