読書日記

  すべてのものに感謝

 PHP6月号の「明日への思い」は橋本武さん(国文学者・元灘高教頭)。
 私たち人間が食べているものは、すべて命あるものです。動物や魚ばかりでなく、草木にさえも命が宿っている。その命を奪いながら、私たちの命を生かしている。その有り難さを忘れた時、人間はとても傲慢な生き物になるのです。
 すべてのものに感謝の気持ちをもつことが、幸せへの道ではないでしょうか。
 人間が食べるものは命あるもので、そのおかげで私たちは生きていられる。生きていられるから、幸せを感じることもできるのです。
 そのことを忘れずに、時には感謝できるといいのではないでしょうか。

 そもそもすべてのものは存在することが奇跡であり、そういう存在同士の出合いは奇跡のような幸運と言えるでしょう。その結果として私たちが生きていることがものすごい奇跡なのです。
 このような奇跡は、まさに極めて有り難いことなのです。

 すべてのものに感謝の気持ちをもつことができたら、その人は幸せになれるでしょう。
 人は心から感謝することで幸せな気もちになれます。
 すべてのもの(物/人/事)に感謝できれば、常に幸せでいられるのです。

 感謝の気持ちをもつことがなかなかできない人は、「これが無かったら(この人がいなかったら/これがやれなかったら)、どうだろうか?」と考えてみれば、物がある幸せ人がいてくれる幸せ何かをやれる幸せ)に気づき、感謝する気持ちにもなれるのではないでしょうか。

 すべてのものに感謝できるようになるために必要なのは、素直な心なのかもしれません。



   

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