読書日記

  競争しない

 PHP5月号の特集は『「焦らない」ほうがうまくいく ゆとりのある人・心穏やかな人』。
 金澤泰子さん(書家)は、
 (娘・翔子は)知的な遅れがあるために学歴社会に入れない。しかし学歴の外にいたことは、実はとても幸いなことであったと、後になって分かってきた。
 学歴社会に入れないと試験を受けないで済む。試験を受けない翔子は競争心が養われなかった。競争心がないと、人を羨んだり、妬んだりしない。
 社会の中では様々な競争があります。
 定員が限られていて、希望者がそれ以上いれば競争になります。
 組織や集団の中では何かしら競争があるのではないでしょうか。人より優位に立ちたい、人よりよい成績をとりたい、一番になりたい、(あの)人には負けたくない・・・のような思いを(無意識に)もっている人が多いでしょう。
 成功のための競争もあります。

 公正な競争を正当に行った結果として幸せを得られるのはいいことだと思います。そこには競争の幸せもあるのです。
 ただし、何かの競争のために心のゆとりをなくして、まったく幸せに暮らせないようではよくないでしょう。
 また、競争心から人に嫉妬して不幸な気もちになるのも、自分のためによくないでしょう。

 競争心をなくすというよりも、競争しないことを選ぶことができるようになるといいのではないでしょうか。
 嫉妬しなくなりたいのなら、人の幸せを祈ることをおすすめしたいと思います。

 そもそも人生を競争のように生きるのはどうかと思います。
 たとえば、「人生は旅」と考えれば、過程を楽しむことが大事とわかるのではないでしょうか。
 さらに、「人生はゲーム」と考えられれば、もっと楽しめるのかもしれません。

 競争よりも幸せを第一目標にすれば、不幸になるような競争はしないはずです。
 それに、幸せの道はとても広く、競争なんてしなくていいのです。



   

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