読書日記

  競争しないことを選ぶ

 『すぐに役立つとっておきの考え方』(ジェリー・ミンチントン)より、
 私たちは競争する必要はない。競争はけっして望ましいことではない。
 もし私たちが自分に満足しているなら、自分を含めてだれにも自分の価値を証明する必要を感じなくなるから、競争しないことを選ぶだろう。

 私たちの目標は競争することではなく、他人とは関係なく自分が人間として成長し、できるかぎり最高の人間になることであるべきだ。
 私たちは人生を競争ではなく、一人ひとりが自分のペースで歩みつづけるゆとりのある旅と見なすべきだ。
 無理して競争する必要はないのでしょう。
 でも、公正な競争を正当に行った結果として幸せを得られるのはいいことだと思います。また、競争の中でいろんな楽しみや喜びを感じることもできると思います。
 結果(それも、勝利)だけを求めて競争し、勝利を得られなければ幸せになれない、不幸になってしまうのはよくないのでしょう。

 不要な競争はしないほうがいいのでしょう。
 人に勝ちたい、人より優りたいなどと、つい競争してしまう人は、自尊心が低いのかもしれません。
 自分の価値を自分が認めているのなら、人と競争しなくていいことが多いのではないでしょうか。

 「勝ちを求めない すると 比べなくなる」のでしょう。
 自分の価値は自分で認めればいいのです。
 そのためには、人間としての成長を目標として自分を育てる努力をすればいいのす。
 そうすれば、1年後には「少しは成長できた」と思え、少しは自尊心をもつことができるでしょう。
 さらに、「このまま努力を続けていけば、これからも少しずつ成長していける」とも思えるでしょう。

 自分を育てるのは「競争」ではなく「旅」と考え、その行程の自育を愉しむことができるといいのでしょう。
 そう考えれば、焦らなくていいのです。自分のペースで少しずつ成長していくとともに、自尊心を高めていけたらいいのではないでしょうか。



   

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