読書日記
自分で自分を認める
『すぐに役立つとっておきの考え方』(ジェリー・ミンチントン)より、
高い自尊心を取り戻すためには、他人に認められる必要があるという考え方を排除し、自分に対する健全な考え方を身につけなければならない。
私たちは自分の価値を測るために他人に依存するのをやめ、自分で自分を認めなければならない。
そうしないかぎり、だれに認められても永続的な効果は得られない。
人に認められることはうれしいことであり、誇らしいことでもあり、自信にもつながるのでしょう。
でも、人に認められないと、自分には価値がない、自分はダメだと思い込むのはよくないでしょう。
人に認められることを求めている限り、自尊心をもち続けることはできないのではないでしょうか。
いいかっこうをすること、高価な物を所持すること、よい成績をあげること、いい学校・会社に入ること、出世すること、成功すること、カッコいい人(美しい人)と恋愛・結婚すること・・・これらは、決して悪いことではありません。
自分が喜んで求めているのなら、いいことだと思います。
でも、それが人に認められるためだとしたら、たとえ実現してもそれほど幸せにもなれずに、また次のものを求めるのではないでしょうか。
また、得られないことで不幸になり、自尊心を損ねるのも、自分のためによくないでしょう。
自尊心を築いていくためには、人に認められることではなく、自分が自分を認めることが必要なのです。
そのためには、まず自分を無条件に受け入れ、少しずつ自分を育てていくことが大事だと思います。
少しずつの自分の進歩を感じて喜ぶことが、自分を認めることにもなり、自尊心を着実に育てることになるでしょう。
自己の成長とともに、少しずつ幸せに暮らせるようになれれば、そんな自分を好きになり、自分をもっと大切に思えるようになれるのではないでしょうか。