読書日記

  土台と第一歩

 『老子』(小川環樹・訳注)をヒントに考える“幸せの道”。

高く積み重ねるのなら、まずは土台を築く。
 遠くへ行くのにも、足もとの一歩から始める

  (『老子』第64章「九層之台、起於累土、千里之行、始於足下」)

 重大なものは、土台がしっかりしていなければ、それを支えられずに、崩れてしまう危険性があります。
 高い積み重ねが必要なものには、しっかりした土台・基礎・基本というようなものが大事でしょう。
 その上で、一段一段積み重ねていけば、大きなものを築くことが可能なのでしょう。

 幸せになるためには、もっとも基本的な幸せを感じる心を養うことが肝心です。
 せっかく努力していろんな幸せを得ても、幸せを感じる心が未熟では幸せにはなれません。

 目標を達成するためには、まず第一歩を踏み出すこと。具体的な努力を始めること。それは、今自分にできることです。
 そして、小さなことを為し続けることが大きな目標を達成することにつながるのです。

 幸せになるためには、幸せになる努力を始め、幸せの道を一歩一歩前進していけばいいのです(幸せの道の歩き方)。幸せの道を楽しめると、なおいいでしょう(自育を楽しむ)。



   

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