読書日記

　　小さなことを為し続ける

　『老子』（小川環樹・訳注）をヒントに考える“幸せの道”。

「難しいものは、易しいものの組み合せでできている。
　大きなことは小さなことの積み重ねでできる。

　幸せの達人は、大きなことを為そうとはせず、
　目の前の小さなことを為し続ける。
　その結果、大きなことを為し遂げる」
　（『老子』第６３章「図難於其易、為大於其細、・・・
　　　　　　　　　　　聖人、終不為大、故能成其大」）

　難しそうなこと・大きなことは、自分にはできない（不可能）と思いがちです。
　でも、実際には自分にできる小さなことの積み重ねでできることがほとんどなのです。

　『人生には難しそうに思えることがたくさんある。
　　だが、大半は簡単なことの積み重ねでできる』　本多時生

　そう信じて、今自分にできるやるべきことを（できれば愉しんで）やれるといいのです。
　あとは、それを続けることです。そのためには、いい心の姿勢をキープすることが大事だと思います。
　そうすれば、いずれは大きなことも為し遂げられるのではないでしょうか。

　本当に幸せな人生とは、幸せな日々の積み重ねだと思います。
　幸せな一日にするためには、自分の生活の中でいろんな幸せを感じられるように心がけることです。そにためには、今ある一つの幸せを大切にして幸せを味わうことができるといいのでしょう。
　幸せを感じる回数と時間が多い「（主観的に）幸せな人生」を実践できた人は、大きなことを成し遂げたと言えるのではないでしょうか。



　　　

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