読書日記
禍福は近くにひそんでいる
『老子』(小川環樹・訳注)をヒントに考える“幸せの道”。
「
不幸には幸せがよりそっており、
幸せには不幸がひそんでいる
」
(『老子』第58章「禍兮福之所倚、福兮禍之所伏」)
不幸と思われることにも、どこかに幸せなことがあるのです。
不幸な経験をすることで、幸せを感じられるようになることもあります(
無い不幸、有る幸せ
)。
不幸を幸せに反転できる
こともあるのです。
長い不幸、大きい不幸を経験したから、「幸せになろう」と強く思って
幸せになる努力
を本気でできるということもあるのではないでしょうか。
『(幸せは)
時には不幸という帽子をかぶってやってくる』 坂村真民
一時的に幸せになれた人も、怠惰になったり、油断したり、傲慢になったりして、不幸になってしまうこともあります。
手に入れた幸せを
疑ったり
、失うことを恐れたり、
固守
しようとしたりすると、幸せに暮らせなくなってしまいます。
幸せになれた人は、「
幸せを力に
」と、さらに幸せになれるようになるといいのではないでしょうか。
人生には、幸せなこともあれば、不幸なこともあります。どんなときも、幸せになれるように心がけて生きることが大事なのではないでしょうか。
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『
老子』から学ぶ幸せの道
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