読書日記

  心の温度調整

 『老子』(小川環樹・訳注)をヒントに考える“幸せの道”。

心が寒いときは、心を動かせばいい。
 心が熱苦しいときは、
 無闇に心を動かさず、静かにしていればいい

  (『老子』第45章「躁勝寒、静勝熱」)

 悲しい・寂しい・虚しいなど、心が寒いときには、少しでも心が温まるように心を動かすようなことをやってみるといいのではないでしょうか。
 また、心が沈んだときには、歩くことをおすすめしています。ハッピー・ウォーキングを心がけられるといいでしょう。
 他にも、元気を出す工夫はいろいろできると思います。

 腹が立つ、妬ましい、憎い、イライラするなど、心が熱苦しいときには、そのような気もちになることを考えないようにして、心静かに過ごすように心がければ、自ずと心がクールダウンしてくるでしょう。
 そのためには、まず自分の熱苦しい気もち、もしくはそれを生む不幸になる考え方に気づくことです。気分よく生活しようと心がけていれば、気づけることが増えるでしょう。
 それらに気づいたときには、「こんなことを今考えるのはよそう」のような幸せになる考え方を心がけ、不幸になる考え方を途中でストップできるようになるといいのです。
 さらに、「こんなことを考えるより、○○しよう」のように心を切り替えられるようになると、なおいいでしょう。

 心の状態がある程度改善し、時間に余裕があれば、自分なりの気分転換法を実践することで、気分をよくできるといいでしょう。
 さらには、自分が幸せになれることをすることで幸せな気もちになれると、なおいいでしょう。

 心はいろんな状態に変化します。心の状態が悪化したときには、少しでも自分の心にいい行動を起こすことで、うまくコントロールできるようになるといいのではないでしょうか。



   

次の日の日記

最新の日記

老子』から学ぶ幸せの道

ホームページ