読書日記

  出会いと別れ

 『新・幸福論』(五木寛之)より、
 出会うことは、よろこびです。
 しかし、出会った相手とは、やがて別れなければならない。

 世界のさまざまなものを愛し、そこにコミュニケーションをつくることは、なによりの幸せです。
 しかし、えたものは失われる。

 人生を愛する人は、人生といつか別れなければならない。
 人生にはさまざまな出会いがあり、その中には幸せにつながる出会いもたくさんあるはずです。
 出会いを大切にし、さまざまなもの(事・人・物/身近にあるもの目に入るものすべて)を愛することで、幸せを感じられるといいのでしょう。

 その反面、出会いがあれば必ず別れがあります。
 そのことを考えるのは、出会いの幸せ、今の幸せを小さくしてしまいます。
 もし、つい考えてしまった時には、「別れがあるから出会いを大切にしよう」「もっと愛そう」と考えられるといいのではないでしょうか。

 人生にも別れ(死)があります。
 死について悩むよりも、死を想うことで生をもっと大切にできるようになるといいのではないでしょうか。

 人生の中でのさまざまなもの(事・人・物)との出会いを大切に、育てていけるようになれたら、と思います。



   

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