読書日記

  別れがあるから出会いを大切に

 PHP5月号の特集は『出会いをつかむ人、ムダにする人』。
 荒木経惟さん(写真家)は、
 「会うは別れの始めなり」と言うけれど、出会いがあれば、そこには必ず別れがある。百の出会いがあれば百の別れがある。
 それを怖がっていてもしかたがない。

 それよりも、別れがあるからこそ出会いを大切にする。そのことが大事なんだ。
 出会いを大切にするためには、「一期一会」の精神を心がけることができたらいいのではないでしょうか。
 この出会いは人生で一度だけのものと考えれば、おろそかにはできないでしょう。

 出会いを大切にするために、もう一つ大事なのは「勇気」かもしれません。
 こういうことをしたら相手に、なんと思われるかわからない、バカにされるかもしれない、怒らせたらどうしよう、傷つけることになるかもしれない、嫌われるのではないか、拒絶されるかもしれない、別れを告げられるかもしれない、・・・このような怖れが強い人は、人づきあいに消極的になりがちです。
 自分がいいと思うことは、「勇気」を出してやったほうがいいのではないでしょうか。

 別れを経験してから、「あれをしておくんだった」と思っても後の祭りです。
 大切な人が自分の身近にいるうちに、相手にしてあげられるときに、やったほうがいいことがあるのではないでしょうか。

 別れがあるのは人生も同じです。
 終わりがあるからこそ、限られた時間を、生きている今を、大切にすることが大事なのだと思います。



   

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