私たちは競争という世界に生きています。その競争に打ちかって、ピラミッドの頂点に登りつめる人が、何人かいる。しかし、それを夢見つつ、競走の皿からこぼれ落ちていく者のほうが大多数であることは、残酷な真実です。 少数者の幸福論は、私たちにとってあまり必要がないのかもしれません。