読書日記

  承認を求める気持ち

 『新・幸福論』(五木寛之)より、
 「承認」を求める気持ちというのは、人間のなかにものすごくつよくあるものらしい。
 自分が社会から「承認」される。あるいは親しい人から「承認」される。
 つまり、言い方をかえれば、「まわりの人たちに自分を認めてほしい」「自分の本当の姿をわかってほしい」という気持ちです。
 それを言葉だけで、「わかっている」というのではなくて、形として「承認」を与えられることが、人間の生きがい、幸福につながっていくのだとされています。
 「(人に自分を)認めてほしい」というのは、人がしてほしいことの一つだと思います(他にも、期待してほしい、ほめてほしい、信じてほしい、わかってほしいなど)。
 その前に人に良く思われたいという思いがあり、それを表してほしいのではないかと思います。

 自分が人から認められた証しが、仕事の評価、賞賛、地位、名誉、収入などの形に表れれば、生きがいや幸福を実感しやすいのでしょう。
 幸福の条件として、他者からの「承認」「賛意」を入れる人もいるくらいです。

 ただし、他人に認められようとして無理をしないほうがいいでしょう。
 また、人が「認めてくれない」「わかってくれない」などと思って不幸な気もちにならないほうがいいでしょう。そんなふうに思ってしまった場合には、「他人に認められるより、自分で自分を認めるほうが大切」と考えられるといいでしょう(自分に○○してあげるの一つ)。

自分は好好 わかってるよ  よくやってるよ 好好だよ



   

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