幸せの条件?

  幸せの3つの条件(『人生談義』松下幸之助より)

   1.自分が幸せだと感ずること。
   2.世間の人びともその幸せに賛意を表してくれること。
   3.人間の共同生活の正しい進歩向上に即したもの。

  幸福のための4条件(『不幸論』中島義道より)

   1.自分の特定の欲望がかなえられていること。
   2.その欲望が自分の一般的信念にかなっていること。
   3.その欲望が世間から承認されていること。
   4.その欲望の実現に関して、
     他人を不幸に陥れない(傷つけない、苦しめない)こと。

  「どんなに幸せそうに見えても、
   本人が幸せだと思っていなければ、その人は幸せではない」のです。

  私が考える幸せの第一条件は、
   「自分は幸せ」という“自覚”があることです。

  それを確かにするのが、
   実際に“幸福感”を感じて生活することだと思います。

  世間からの賛意・承認を得るということは、
   善いことをする、人の役に立つのようなものに加えて、
   人に迷惑をかけない、悪いことをしない
   というようなものも含むと思います。

  実際に人からの賞賛がなくても、
   賛意が得られるであろうと自分が思えることならいいのでしょう。
  さらに言えば、自分の心の中に後ろめたさや
   やましさがないというようなことではないかと思います。

  人間生活の進歩向上に少しでも貢献できると、
   さらにいいのではないでしょうか。
  そういう意味でも、「人を幸せにする」ことは
   究極の幸せになる方法ではないかと思います。

  まずは、自分が幸せを感じて生活できるようになり、
   「今は(それなりに)幸せ」と思えるようになるといいでしょう。
  さらには、「誰かのため」になるような夢をもつことか、
   人を幸せにできるようになれたら、なおいいのではないでしょうか。




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