読書日記

  物事にこだわらない

 『幸せはすべて脳の中にある』(酒井雄哉・茂木健一郎)より、
酒井 物事にこだわらないことだろうな。
茂木 こだわらなかったら、自由になれますか。
酒井 あれがどうとか、こうとかっていう条件にこだわるのをやめてみると、スイスイいけるよ。
 「自由」の一つは、やりたいことがやれることでしょう。
 やりたいけどやれないのは、何かにこだわっているからかもしれません。
 環境のせい、状況のせい、人のせいでやりたいことができない、という人は多いでしょう。
 また、「自分は××だから、○○ができない」と、自分の問題のせいにする人もいます。
 本当は自分がやろうと思えば、多少の問題はあってもやれることが多いのではないでしょうか。環境や状況や人や自分などの多少の問題にこだわらなければ、自由にやれることがある、ということだと思います。

 「自由」の一つは、悩みや問題にとらわれないことだと思います。
 「こういう問題があるから」、悩んでしまう、気分よく生活できない、やるべきことがちゃんとできない、不幸になってしまう、・・・。
 もちろん、じっくり考えたほうがいい大事な問題もあります。
 その一方、1年たったら忘れてしまうような小さいことや、考えてもしかたがないことや、自分にはどうにもできないことや、放っておいても自然解消することなどの問題がけっこうあると思います。そういう問題にこだわらないようになると、心がもっと自由になれるでしょう。
 そのためには、できるだけ問題化しないようになれるといいでしょう。
 また、完全解決を求めずに、多少問題があっても慢性的な問題としてうまくつきあっていけるようになれるといいのではないでしょうか。

 こだわる問題を減らすことができれば、その分だけ自分の時間とエネルギーに余裕が生まれ、自由に使えるのです。
 問題解決か、幸せになれることかの選択と考えていいでしょう。
 不用なこだわりをやめて、自分が幸せになれることをもっと自由にやれるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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