読書日記

  死に方を考える

 『持たない暮らし』(下重暁子)より、
 死に方を考えることは生き方を考えること。こう死にたいと願っている人は、そのように生きるから願いがかなうこともある。
 わたしも身の始末をして、自在な心で死にたいと願っている。そのためには、毎日を簡素にシンプルに、無駄なものをそぎ落として心を自由に遊ばせなければならない。そのための辛さも厳しさもあえて引き受けねばならない。
 どういう死に方をしたいか、を考えたとき、身辺整理をしてきれいさっぱりと死にたいという人はけっこういると思います(私もそうです)。
 そのためには、無駄なもの(物・人・事)をなくして、できるだけシンプルな生活ができるようになるといいのでしょう。

 死を想うことで今を大切に生きたいと思う人は多いでしょう。
 生きているうちにしたいことを考え、人生でやりたいことを始められる人もいるでしょう。
 この世に遺したいものがあるのなら、そのために真剣に努力できるのではないでしょうか。

 死ぬまでには、もっと自由自在に生きられるようになりたい、と考える人もいるかもしれません。
 そのためは、自分を育て、もっと心の余裕をもてることが必要でしょう。
 他にも「こんな自分になりたい」というなりたい自分を目指して努力する人もいるのではないかと思います。

 死に方も含めて、死について考えることで、今を大切に自分を大切に生きられるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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