読書日記

  自分だけではない

 PHP5月号の特集は『くよくよしない人・前向きな人』。
 塩沼亮潤さん(慈眼寺住職)は、
 人は誰でも一人では生きていけませんし、それぞれに辛いこと苦しいこと、そしてさまざまな迷いをかかえながら生きていかなければならない時もあります。
 そんな時こそ自分一人だけが苦しいと悲観的にならず、世の中にはもっと苦しい思いや悲しい思いをしながらも頑張っている人達がいるんだと自分に言いきかせ、みんな共に生きているんだという思いやりの心をもち、笑顔を心がけることです。
 誰でも辛いこともあれば、苦しいこともあります。
 誰もが様々な問題をかかえて、迷ったり悩んだりしているのです。
 でも、ふつう、人には見せないようにしているのです。

 自分一人が苦しんでいるなんてことはないのです。
 不幸な出来事や状況に対して「なんで自分一人だけがこんな目に」のように思うと、余計に辛い気もちになり、前向きに努力する気もちにもなかなかなれないでしょう。
 「同じような経験をしている人は他にもいる」「同じような経験をした人はたくさんいる」「同じような状況の人は他にもいる」などと考えられるだけで少しはラクになれるでしょう。
 さらに、「自分より苦しい思い/悲しい思いをしている人は世の中にたくさんいる」「自分よりも辛い状況や環境の人は世界にはたくさんいる」などと考えられれば、頑張ろうという気もちも湧いてくるのではないでしょうか。

 どのくらい苦しむかは人によって違うのだと思います。
 同じような問題をかかえていても、くよくよしてばかりいる人もいれば、前向きに頑張れる人もいるのです。
 それを性格の違いと考えるよりも、考え方(の習慣・クセ)の違いと考えたほうがいいでしょう。
 悪いクセを直すのは大変ですが、時間をかければいい習慣をつくることはできると思います。

 『笑って暮らすも一生、泣いて暮らすも一生』というドイツの格言もあります。どちらを選んだほうが自分のためにいいでしょうか。
 また、自分のことを考えて不幸な気もちになるよりも、人を思いやり人を幸せにすることで自分の不幸を忘れられることもあるのです。
 自分が幸せになれる考え方・生き方を選択できるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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