読書日記

　　物を大切にする

　『持たない暮らし』（下重暁子）より、
　わたし自身は、「シンプルに暮らす」とは、物を捨てることではなく、「物を大切にすることだ」と思っている。
　物を大切にしよう。いつまでも使おうと思えば吟味して買う。いいもの、好きなものを選ぶ。長く使い込む。愛着が出て、新しいものや目先だけモデルチェンジしたものに目を奪われない。
　持たない暮らしをするためには、シンプルに暮らすこと。
　そのためには、不用な物は捨てて、ある物を大切にすることが大事なのでしょう。

　物を大切にするためには、それを愛することができるといいのではないでしょうか。
　関心は愛のバロメーターです。まずは、生活の中でその物を意識することがあること。逆に言えば、その物を忘れて生活しないこと。
　愛の基本の第一は、その物の美点に気づき、「いいなぁ」と思うこと。そのことによって、その物を好きになること。
　愛は継続するものです。その物を長く愛し続けること。
　このように一つ一つの物を大切に、愛する幸せを感じて生活できるといいのでしょう。

　シンプルに持たない暮らしをするためには、すでに多く持ちすぎている人は「捨てる」ことも大事でしょう。
　捨てることで、余裕が生まれたり、自由が増えたりすることで、それを自分が幸せになるために活用できるといいのだと思います。

　幸せな暮らしをするためには、自分のまわりにあるもの（事・人・物）を一つ一つ大切にして、少しでも幸せを感じられるようになれたらいいのではないでしょうか。



　　　

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『持たない暮らし』下重暁子

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