いつも悠然とした気分で暮らそうと思えば、経済生活に余裕を確保しなければならない。いきおい万事につけて簡素となるが、それによって常に落ち着きができるであろう。 われわれの家をよく点検すれば、なくてもすむものがどれだけ見出せることか。贅沢品の誘惑を退けるためには、虚栄心を抑えて「足るを知る」の心構えが必要であろう。