実際にペースを落とすところまできたら、小さなことからはじめるのが一番だ。生活を楽しめていないのは心が急いでいるからかもしれないと考え、少しスローダウンしてみようと思う人は、いきなり大きなことではなく、小さなことからはじめてみるといいのでしょう。
自分で料理をつくってみよう。ショッピングモールへ走っていって欲しくもないものを買う代わりに、友人と散歩に出かけよう。新聞を読むときにはテレビをつけないようにしよう。愛の行為にマッサージを加えてみよう。静かな場所で何分かじっと座っているだけでもかまわない。
ささやかな行為でいい気分を味わうことができたら、今度はもっと大きなことにとりかかってみよう。
労働時間の見なおしをしたり、自宅の界隈をもっと歩行者にやさしい場所にするような働きかけをしてみよう。
次の日の日記 『スローライフ入門』カール・オノレイ ホームページ |