読書日記

  精神的な幸福・人生の幸福

 『幸福の方程式』(山田昌弘+電通チームハピネス)より、
 アリストテレス、ヒルティ、アラン、バートランド・ラッセルなど、数々の思想家が論じてきた幸福論で説いていることも要約してみれば、
1.「物質的・金銭的に豊かな幸福」より「精神的な幸福」を
2.「刹那的な幸福」より「人生の幸福」を ということになります。

 刹那的な幸福感を積み重ねることよりも、将来に向けて持続する幸福感がより求められているのです。

 ヒルティアランラッセルなど、いろんな幸福論があります。
 大事なのは、精神的な幸福、つまり心が感じる幸福感なのでしょう。
 そして、人生の幸福、つまり長い期間持続する幸福が大事なのでしょう。

 物質的・金銭的な豊かさより、心の豊かさを大切にすることが大事なのでしょう。そのためには、幸福を感じられるようになることが第一でしょう。
 いろんな幸福感があります。
 中でもおすすめしたいのは、充実感生きがい感を感じて生活できるようになることです。
 また、基本的に穏やかな心で過ごせるようになることも重要だと思います。そのためには心の余裕が必要でしょう。

 ここで、いろんな人の幸福論の中から、私が特に共感する考えを紹介したいと思います。
 ヒルティ「幸福は人間の生活目標である
 アラン「幸福たらんと欲しなければ絶対に幸福にはなれぬ
 ラッセル「あなたの幸せをできるかぎり幅広く探せ
 武者小路実篤「幸福は分に応じて、心がけをよくして生きてゆけば、誰でもなれるはずである
 ショーペンハウエル「人生の幸福にとっては、われわれのあり方、すなわち人柄こそ、文句なしに第一の要件であり、最も本質的に重要なものである

 持続する幸福を得るためには、幸せになれる心を養っていくことが大事だと思います。そのために自分を育てる努力を続けていくことが、人生の幸福につながるのだと思います。



   

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