読書日記

　　幸せに投資する

　『幸せになれるお金の使い方』（エムピー・ダンリービィー）より、
　お金の不安をなくしたいなら、幸せのあるところにお金を使いなさいということに尽きます。そのためには、どうでもいいモノに使うお金を減らし、人生のなかで価値の変わることのない部分に使うお金を増やさなければなりません。そうすれば、人生の喜びを全体的に底上げできると同時に、家計を健全に保つこともできるのです。

　非顕示的消費（見栄のためではない消費）――人生を楽しむ、自分の可能性を広げる、人とつながりを持つ、将来の不安をなくす、など――への投資を増やせば、リターンははるかに大きくなるのです。
　不安の原因は、今が幸せでないか、将来の幸せが期待できないからではないでしょうか。
　今お金に困っている人は、お金に不安があるのは当然です。そういう人は収入を増やす努力と支出を減らす努力をすることで、とりあえずお金に困らないようになることが先決でしょう。
　今はお金に困ってはいないが将来に経済的な不安がある人は、同様の努力によって少しずつでも貯金できるようになるといいでしょう。

　もう一つは不安な気もちになった時に幸せになる考え方を心がけることです。悲観的な考えはしようと思えばいくらでもできます。心配性（の考え方のクセ）が直らないと、どんなにお金があっても不安はなくならないのではないでしょうか。

　将来自分を支えてくれるものとして、「お金」「健康」「人」の３つを挙げたいと思います。
　それらに投資したりして大切にすることが将来の不安への対策になるのだと思います。

　もう一つ大事なのは、自分を育てることです。将来、お金に困ることがあっても、いろいろな問題があっても、それなりに幸せに暮らせる自分になれれば、そんなに不幸にならずにすむはずです。
　そのためには自分に投資し、幸せになる能力を向上させていけば、それにつれて少しずつ幸せになっていけると思います。

　将来に希望と期待をもつためには、まず「今は（それなりに）幸せ」と思えるようになること。
　そして、自育を楽しんで続けることで、「１年前の自分に比べて、少しは幸せに暮らせるようになれた」と思えるようになること。
　そうすれば、「（これからも）自分を育てていけば、少しずつ幸せに暮らせるようになっていける」とも思えるでしょう。
　このように、自分の将来の幸せを信じて生きられるようになれたら、とても幸せなのではないでしょうか。



　　　

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