読書日記

  自分に投資する

 『幸せになれるお金の使い方』(エムピー・ダンリービィー)より、
 残念ながら、仕事以外の目的で自分自身に〈投資する〉という考えを、浮ついたわがままなこと、あるいはまったく不要なことと感じる人もいるようです。

 一人の人間として身も心もはつらつと幸せになるために、必要なものを自分自身に与えること、たとえば、地域社会のリーダーになる、海外旅行に備えて外国語の勉強を始める、今はやりの編み物サークルに参加するなど、いろいろ方法はあるでしょうが、そのほうが、人生のあらゆる面に活用できるエネルギーを得られるという大きな利点があるのです。

 自分への投資の場合、別の角度から、つまり幸福、自尊心、生きる喜びなどの感覚がどれだけ高まったかで判断しなければなりません。
 〈投資する〉ということは、将来のためにお金を使うこと。自分に投資するということは、将来の自分の幸せのためにお金を使うこと。今だけの幸せのためにお金を使うのではないということです。
 投資する対象は、成長が期待され、将来にリターンが見込めるもの。自分に投資するには、自分の可能性を信じ、自分の成長を期待すること、つまり自分に期待することが大事なのだと思います。

 自分自身に投資する方法はいろいろあるでしょう。
 たとえば、何かの技術や能力を身につけるために、学ぶ、習う、何かに参加する。自分を強くするために、鍛える、あえてつらい経験をする。自分の夢に向かって努力する(夢が人を育てる)。人のためになることをする(愛が人を育てる)。

 幸せになるためには、幸せになる能力を向上させればいい。そのために、自分を育てればいい、と私は考えます。
 「自分を育てていけば、少しずつ幸せに暮らせるようになっていける」と実感しつつ、これからもそうだと信じています。

 いずれにしても、工夫しながら努力を続ければ、能力は向上していくのです。その過程で、強さや自信もついていくのだと思います。自尊心も高めていけるでしょう。それらが、将来に多くの喜びや幸せを生む力になるのだと思います。
 自分自身(の成長)に(お金や時間やエネルギーを)投資しなければ、そういう期待はできないのではないでしょうか。



   

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