読書日記

  物を増やすより

 『幸せの裏には』(ペドロ神父)より、
 快適に暮らすためには、ある程度の物を所有することは不可欠だが、物が増えれば幸せが増えるとは断言出来ない。現代人は物質主義に偏り過ぎていないかと疑問を抱かざるをえない。
 「九分では足らないが、十分ではこぼれる」という言葉は、所有欲と人の幸せのバランスの微妙さを示しているのだ。
 人は幸福になるためには物を増やすより、「幸せを味わう心」を大きく育てたほうが早道だと思う。
 幸せに暮らすためには、ある程度のもの(物・人・事)は必要だが、それ以上増えても(本人が変わらなければ)幸不幸はあまり変わらない、のだと思います。(お金についても同様)

 また、一つの幸せにとらわれると不平不満を感じやすく、不幸になりがちです。
 逆に、悪感情が湧いた時には「何かにとらわれていないか?」と考えれば、それに気づき、とらわれから離れられることもあるはずです。

 “求めすぎ”は不幸の元です。
 「九分では足りない」のような完璧主義ではなく80パーセント主義減点法でなく加点法のほうが幸せになりやすいのだと思います。

 その一方、今ある幸せを十分に味わうことが大事です。
 そのためには、幸せを感じられる心感受性幸せを感じる能力)を育てていくことが大切なのではないでしょうか。



   

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