読書日記

  幸せの正体は「幸せだと感じる心」

 『俺たちの老いじたく』(弘兼憲史)より、
 まずこう考えてみる。人生の目的は何かと。
 100人中99人は、「幸せになることだ」と答えるはずだ。

 金銭も地位も客観的現実にすぎない。それを幸せと感じるのは主観だから、幸せの正体は「幸せだと感じる心」があることだろう。
 利を求める社会の尺度では、幸せとは客観的に目に見えるものだと信じられているが、幸せとは主観が生み出すものだと思えば、いかなる時も楽しく生きられるはずだ。
 人生の目的が「わからない」という人も多いと思います。
 その答えの一つとして「幸せになるため」というのがあるのだと思います。
 それを意識していない人も多いでしょうが、人間は基本的には「幸福原則」に従って生きているのだと思います。

 実際に幸せになるためには幸せを感じられることが肝心です。
 そして、幸せを感じるのはあくまでも主観であって、それはその人の(幸せを感じられる)心(幸せを感じる)能力の問題とも言えるでしょう。
 幸せを感じる能力がすごく高ければ、どのような状況でも幸せを感じ、生活を楽しむことができるはずです。

 このように思うのなら、幸せになるために自分を育て幸せになる能力を向上させるために努力できるといいでしょう。
 そして、「自分を育てていけば、少しずつ幸せに暮らせるようになっていける」と信じて生きていけるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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俺たちの老いじたく』弘兼憲史

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