読書日記

  愛はスロー

 『「ゆっくり」でいいんだよ』(辻信一)より、
 愛は、それがなんの役に立ち、なんの得になるかにはかかわらず、おしげなく相手のために時間を使うことだろう。
 つまり、愛はスロー、つまり、ゆっくりしたものなのだ。
 時間がかかる。だから時にはめんどうくさい。
 でもだからこそ、愛は愛なのだ。
 愛するとは、相手を大切にすること
 愛の基本の第一は、相手の美点に気づき、好きになること
 自分が幸せになる方法としての愛とは、相手を幸せにすること。

 いずれにしても、愛するため、大切にするためには、相手に関心を向け、自分の時間とエネルギーを使うことになります。
 愛は「相手のため」が基本です。愛する際に「見返りを期待するな」とよく言われ、愛が報われない時もあります。愛が伝わるのに時間がかかることも多いでしょう。
 それでも人は愛するのです。それは愛が自分の幸せにつながることをわかっているからではないでしょうか。

 私は、愛は「人のため」であり「自分のため」でもあると考えます。
 そして、人を愛する幸せを感じられることがキーポイントだと思っています。

 自分の時間とエネルギーを費やすから、それだけ報われた時の喜び・幸せも大きいのでしょう。
 また、時間をかけて育てていく愛も多いでしょう。愛は継続できる幸せになる方法なのです。愛する対象が一人いれば(一つあれば)、愛し続ける中で多くの幸せを感じることができるのです。
 だから、ゆっくりでもいいのです。むしろ愛はスローなほうがいいのかもしれません。



   

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「ゆっくり」でいいんだよ』辻信一

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