読書日記

　　くりかえしからの解放

　『自分を見つめ直すための１０８のヒント』（ジョン・カバット・ジン）より、
　自分を見つめることは、解放のために何よりもまず大切な練習なのです。それは、無自覚とか、不注意や現実逃避の癖といったピンチからわたしたちを救い出して、人生や幸せを取り戻してくれる、そんな今ここでのあり方なのです。
　たとえば、浅はかな決断を相変わらずくりかえしてしまうときは、目を向けて実際に見つめてみるだけで結構です。目の前に並んだその成り行きを見て理解できれば、くりかえしから解放されます。
　不幸になる考え方や行動をくりかえし、そのたびにイヤな気もちや不幸になることから解放されるためには、まず自分（の心と行動）を見つめることが大切なのでしょう。
　自分の不幸になる考え方に気づき、幸せになる考え方を心がける心がけることができるようになれたらいいのだと思います。

　そのためには、まず自分の感情・気分を知ることだと思います。
　その上で、考え方や行動を変えることができたら、なおいいでしょう。

　自分の不幸になる考え方（のクセ）に「また（このクセ）だ」と気づき、その考えをストップできるようになるだけでも、悪い気分で過ごす時間を大きく減らすことができるでしょう。
　そうなると自ずと悪いクセが出る頻度も減ってきて、くりかえしの悪循環から解放されると思います。

　自分の心（感情・望み・思考）を見つめることができるようになれば、自分の幸不幸にも、その原因にも気づけるようになり、自分を変えていくこともできるでしょう。
　それによって、心の中の幸せが増えるとともに、幸せな生き方・人生にもつながっていくのではないでしょうか。



　　　

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