読書日記

  くりかえすと身につく

 『自分を見つめ直すための108のヒント』(ジョン・カバット・ジン)より、
 腹を立てるたび怒りに慣れていき、すぐに腹を立てやすくなります。
 自己陶酔を重ねていくにつれ人を思いやれなくなり、自分のことしか考えられなくなります。
 不安にかられるたび心配性になっていきます。
 どんなことでも、くりかえすことで、身についていくのです。
 能力は、使わなければ衰え、使っていれば維持できます。工夫しながら使い続ければ向上できることが多いでしょう。
 その前に、身につけるためには、くりかえしやることが基本なのでしょう。

  『使ったところが強くなる 頭でもからだでも
   その反対 使わぬところは』 相田みつを

 悪感情と不幸になる考え方も同様に、くりかえすことでクセになる(身につく)のでしょう。
 感覚が磨かれることで悪感情を感じやすくなり、不幸になる考え方も上達していくのかもしれません。
 その結果、不幸な気もちになりやすい人は、ますますそれが強化され、身についていってしまうのではないでしょうか。

 それと反対のことも言えると思います。
 感受性は(幸せを)感じることで磨いていけるのだと思います。

  『自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ』 茨木のり子

 また、幸せになる考え方を心がけることを続ければ、少しずつ身につけていくことができるのです。

 不幸になる考え方をくりかえさずに、悪感情を強くしないように気をつけたほうがいいのではないでしょうか。



   

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