読書日記

  幸せとは“感じる心”

 PHP10月号の特集は『いま、幸せって何だろう――わたしの幸福論』。
 小山内美江子さん(脚本家)は、
 カンボジアをはじめ、教育困難な国で学校をつくる活動を行い、今年で16年目を迎えます。
 孤児院のこどもは笑顔がはちきれそうで、希望と幸せがつまった顔をしている。
 幸福はお金や物ではなく、感じる心なのだとつくづく感じます。

 幸せになりたくて私たちはお金や物や便利な生活を求めてきましたが、今、その生き方をもう一度見つめ直すときなのかもしれません。
 どんなに恵まれた環境にいても幸せを感じていなければ、その人は幸せではありません。
 幸せになるためには、幸せを感じることが大事です。

 お金や物が大してなくても、多少不便な生活でも、幸せを感じられる心があれば、幸せに暮らすことは可能なのでしょう。
 そもそも元々お金や物が貧しい人は、それは不幸ではなく、当たり前のことなのでしょう。そして、恵まれている幸せもあるのです。
 現在の生活環境が悪くても、(だからこそ?)今後に希望をもつことはできるのでしょう。

 幸せは素直に感じることが大事です。

 『幸福を感じるのには童心とか、無心とか、
  素直さとか言うものが必要である』 武者小路実篤

 また、自分の幸せに気づく能力幸せを感じる能力は向上させることができます。
 たとえば、散歩をしながら幸せを感じる練習ハッピー・ウォーキング)をする。

 『自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ』 茨木のり子

 本当に幸せになりたいと思うのなら、時には自分の幸せ・生き方について考え直し、改めて自分が幸せになるための方法を考えてみるといいのではないでしょうか。



   

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