読書日記

  向上への努力を怠る?

 『静かな人ほど成功する』(ウェイン・W・ダイアー)より、
 キケロの人間が陥りやすい六つの間違い(5)
「向上への努力と心を磨くことを怠り、とりわけ読書と学習の習慣を身に付けようとしないこと」

 日々、読書をし、学びつづけることによって、あらゆる意味で人生経験がより深まり、豊かになることはお分かりでしょう。
 ある程度のところで満足する「足るを知る」ということは、幸せになるためには大事なことだと思います。
 「もっと、もっと」の考えにとらわれてしまうと、いつまでたっても不満を抱き続けることになってしまいます。

 反対に、現状に満足しきってしまって、向上への努力を忘れてしまうのもよくないのでしょう。
 進歩も変化もない生活を続けながら幸福感を維持するのは凡人には難しいことではないかと思います。

 『今は(ある程度)幸せ。でももう少し幸せになれたらいいな。ではどうしたら?』という心の姿勢で生きていけたらいいのではないでしょうか。

 幸せになるためには、現実を変える努力と自分の心を変える努力の2種類の方法があると思います。
 たとえば、現実を変えるためには、夢や目標をもって努力する、人間関係を良くするために努力する、人を愛する幸せを感じられるように努力する、悩みや問題を解決する努力をする、自分の幸せな生き方を目指して努力する、・・・。
 たとえば、心を変えるためには、幸せを感じられるようになるために努力する、気分よく生活するように心がける、人間関係で悩まないようにする、幸せになる考え方ができるようになるために努力する、悩みや問題があっても幸せに暮らせるようにに努力する、自分を育てる努力をする、・・・。

 読書と学習も自分の心を変えるために大切な努力方法の一つでしょう。

 現実を変える努力と心を変える努力の両方を、少し心の力を抜いて今を大切にしながらできるようになれたら、いちばんいいのではないでしょうか。



   

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