読書日記

  本心からの行為か?

 『静かな人ほど成功する』(ウェイン・W・ダイアー)より、
 ある格好をしたり、ある振る舞いをしたりするのは、「自分がそうしたいのか、それとも人に合わせているだけなのか」をいつも心に問うてみてください。
「私が本心から、そうしたいと思っているからだろうか、それとも人の目を気にして合わせているだけなのだろうか」と。
 その上で、どうか自己信頼に基づいた選択をしてください。そうするほうが、どれだけ気持ちがさっぱりするか分かりません。
 誰の心の中にも「人によく思われたい」「人に評価されたい」「人に好かれたい」「人に悪く思われたくない」「人にバカにされたくない」「人に嫌われたくない」というような人の目を意識した思いがあるのだと思います。
 それが自分を善良にし、人間関係を平穏に保つために役立っているのだと思います。

 ただし、人の目を気にしすぎて苦しんだり、無理をしたり、自分らしくいられないようでは、自分のために良くないでしょう。

 そういうことは無意識のうちにしてしまっている場合が多いのだと思います。
 そういうことに気づくために、自分の行為を「本心からそうしたいのか? 人の目を気にしすぎてしないか?」のように自問できたらいいのではないでしょうか。

 もし、「本当はそんなことはしたくない」「人の目を気にしすぎかもしれない」と思うことがあるのなら、「そういうことはしなくてもいいのではないか?」「他に自分がやりたいことややり方があるのではないか?」「自分らしくいるためにはどうしたらいいのだろうか?」などとよく考えてみれば、自分の行為を変えられることもあるでしょう。(もちろん、しかたがないこともあると思います)

 こんなふうに少しずつでも自分を大切にする選択ができるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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