読書日記

  人は環境を作る

 『安岡正篤 一日一言』より、
 環境が人を作るということに捉われてしまえば、人間は単なる物、単なる機械になってしまう。
 人は環境を作るからして、そこに人間の人間たる所以がある、自由がある。即ち、主体性、創造性がある。
 だから人物が偉大であればあるほど、立派な環境を作る。人間ができないと環境に支配される。
 環境は人(の幸不幸)に大きな影響を与えます。
 でも、まわりの人のせいや状況のせいにしないほうが、自分のためにいいのではないでしょうか。

 また、人間は環境を作ったり変えたりできます。もちろん、変えようのない環境もあるでしょうが、自分しだいで変えていける自由は十分にあると思います。

 人はそれぞれの環境の中で生きていきます。人の環境と比べたり、自分とはかけ離れた環境を想ってもしかたがありません。
 自分の環境の中で幸せに暮らす努力をするとともに、自分の環境を幸せな方向に変えていく努力をすることが大事なのではないでしょうか。

 たとえば、自分の環境の中で幸せに暮らす努力には、「今は幸せ」と思えるようになる、少しでも幸せを感じる気分よく生活する人間関係で悩まない悩みや問題があっても幸せに暮らせるように心がける、・・・。
 自分の環境を幸せな方向に変えていく努力には、夢や目標をもって生きる人間関係を良くする自分の幸せ・生き方について考え直す、・・・。

 もう一つ大切なのは、幸せになれるように自分を変えることだと思います。
 たとえば、自分を強くする幸せになる考え方を身につけるなりたい自分になれるように努力する、自分を育てる、・・・。
 自分を育てられるような、環境習慣を作ることも大切なのではないでしょうか。



   

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