読書日記

  寝がけに自ら省みる

 『運命を拓く』(中村天風)より、
 私は毎晩の寝がけに、
 「今日一日、本当にありがとうございました。本当に嬉しく、ありがたく、これからやすませていただきます」
 と一言いって、床の中に入る。
 そして、
 「今日一日、“怒らず、怖れず、悲しまず”を実行したかどうか」
 「“正直、親切、愉快”に人生の責務を果たしたかどうか」
 少しでも自ら省みるところがあったら、
 「明日は、今日よりも、もっと立派な人間として活きるぞ」
 ということを心に描く。
 幸せな気分で眠りにつくことができるといいでしょう。
 その際、その日に感じた幸せを思い出せるといいでしょう。そのことに感謝できると、なおいいのでしょう。
 また、「きょうも、よくやった」と、充実感を感じられるといいでしょう。
 横になった時の心地好さを「幸せだなぁ」と思えると、幸せな気もちで眠りにつくことができるのではないでしょうか。

 一日の終わりに自省する時間をもつのはいいことだと思います。
 自分が目標としていることや心がけていることができたかどうか、振り返ってみるといいでしょう。
 それなりにできたのなら、喜び、自分をほめてもいいでしょう。(完璧主義は不幸の元です)
 また、一日の中での自分の感情・気分を知り、幸せになるためによりよい考え方行動ができるように努力していけたら、と思います。

 日々の工夫と心がけを続けることで、少しずつ人間として成長し、それとともに幸せに暮らせるようになっていけたらいいのではないでしょうか。



   

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