いかにして、自分が安心していられる自尊心、人間としての尊厳を自分の中に築けばよいかを、この本の中で考えていただきたいと思う。
自尊心があれば、人間として最大限の可能性を探ることができる。
「一人の人間の価値をはかるときに、その人の自尊心の度合ほど確かなものさしはない」
そして、私がこの本を書いているのも、そのためなのである。
尊敬できる自分とは、次のようなものである。
自分自身で積極的に探求する。ベストを尽くす。
どんな制約があろうとも、ありのままの自分を認め、思いやりと人間愛をもって他の人を認める。すすんで他の人を許し、自分も許す。
心の中の目標に向かって前進し、否定的感情を克服して生をよりよく多く感受する。
外部からの攻撃や自分自身の過ちが、自分のゆく手をはばまないよう努力する。
人生に毎日チャレンジし、それを精一杯楽しむ。
以上のようにすれば、あなたは自分を尊敬できる。
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