自分の問題との付き合い方
人は誰でも何かしら問題を抱えて生活しているのだと思います。
「この悩みがあるから幸せになれない」「この問題が解決しないと幸せに暮らせない」と思い込んでしまうと、そのようになってしまうのではないでしょうか。
第一方法は、できるだけ「問題化しない」ことだと思います。
小さい問題はできるだけ受け流し、考えてもしかたがない問題や考えたくない問題は考えないようにすることで、現在ちゃんと取り組む問題をできるだけ少なくし、一つ一つ考えていくことが大切だと思います。
「悩みや問題はあってもそれなりに幸せに暮らすことはできる」と思えたほうがいいでしょう。
そのためには、まず現実を受け入れることが必要かもしれません。
その上で、「幸せに暮らせたらいいな」という希望をもち、そのための努力をすればいいのです。
悩みや問題を抱えてしまった時には、「4つの課題がある」と、『くよくよしない考え方』の9章「大きい悩み・問題に対するくよくよしない考え方」に書きました。
一つめは、「問題解決」です。問題を解決・解消できるように努力することはいいことです。でも(すぐには)解決できない問題もあります。
二つめは、「イヤな気もちで考えない」です。その問題考える時間をできるだけ苦しまないようにすることが大事です。また、あまり考えすぎないように、休み休み考えたほうがいいでしょう。
三つめは、「それなりの生活を心がける」です。その問題を考えない時間をできるだけ気分よく・幸せを感じて過ごせるように心がけることが重要です。
四つめは、「問題解決より、苦しまない自分になる」です。その問題を通して、自分を成長させることができれば、と思います。
これらについては、「問題解決のヒント」も参考にしていただけたら、と思います。
自分が抱えている問題をどのくらい苦にするかは、その人しだいです。
「傷つきやすい」「感情をコントロールできない」という人は大変だと思いますが、一つ一つ考え方を変えていく努力を続けて、あまり苦にしないようになれたら、と思います。
今の自分にはどうしようもない問題もあります。それは、現実として受け入れるしかないのではないでしょうか。
また、慢性的な問題があってもその問題とうまくつきあっていくことができたら、と思います。
自分の悩みや問題とうまくつきあって、それなりに幸せに暮らせるようになることが大事だと思います。