しあわせ日記
10月1日(金)「自分を変える」
「自分を変えたい」という人は多いと思います。
何をどう変えたいは人によっていろいろだと思います。たとえば、
「性格を変えたい」という人は多いでしょう。
強くなりたい、明るくなりたい、やさしくなりたい、・・・。
怒り/嫉妬/悲しみなどの感情をコントルールできるようになりたい。
悲観/比較/人の目を気にするなどの考え方を変えたい。
「能力を向上させたい」という人も多いと思います。
人とうまくつきあいたい、会話上手・聞き上手になりたいなどの対人能力を向上させたい。
成績をよくしたい、仕事ができるようになりたい、技能を身につけたい、・・・。
「習慣やクセを変えたい」という人もいます。
言葉遣い/暴力/浪費/過食などの悪いクセをやめたい。
早起き/運動/学習などのいい習慣をつけたい。
「容姿を変えたい」という人の中には、「ダイエットをしたい」という人が圧倒的に多いのではないでしょうか。
「自分を変えたい」と思っても、なかなか思うようにできない人が多いでしょう。
ということで、次は「自分を変えるヒント」のコーナーをつくろうと思います。
今考えている内容としては、
1.どんな自分になりたいか?
2.なりたい自分になるためには。
3.自分を変えたいけど、変えられない。
4.自分を変えていけるような自分になるために。
という感じでしょうか。
10月2日(土)まず考え方を変える
『心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる』
(ヒンズー教の教え)
「自分を変える」ためには、心を変える。
心を変えるために、まず「考え方を変える」ことから、だと思います。
「やりたいことのヒント」に、「やりたいことをやるヒント」のページを追加しました。
10月3日(日)自分を変えるのは、なんのため?
「自分を変えたい」という人は多いと思いますが、それはなんのためでしょうか?
人それぞれに目的はあるのでしょうが、その先には「自分の幸せのため」というのがあるのではないでしょうか。
でも、それに気づいていない人も多いような気がします。
「自分を変えたい」という場合には、次の3つがあると思います。
1.自分の欠点を直したい
2.自分の長所を伸ばしたい
3.新しいことを身につけたい
2.3.ができれば、幸せになれそうに思えるでしょう。
1.の場合には、問題を無くせば幸せになれる(不幸でなくなる)と思えるのかもしれません。
明確に「幸せになるために」自分を変えたいと考える人は少ないのではないでしょうか。
このHPでは、「自分の幸せになる能力を向上させる(自分を育てる)」ことで幸せになっていける、ということを書いています。
「自分を育てる」ことも「自分を変える」ことの一つだと思います。
その目的は、幸せに暮らせるようになることです。
幸せになるために「自分を変える」ということを考えてみてはどうでしょうか。
10月4日(月)強くなりたい/動じない強さ
「自分を変えたい」という人の中で、いちばん多いのは「強くなりたい」ではないでしょうか。
「自分(の心)を強くする」ことで、不幸になりにくくなり、それだけ幸せに過ごしやすくなれるのだと思います。
強くなるためのイメージとして、私がおすすめしているのが「“柳に風”流のしなやかな強さ」です。
強い風が吹いたら流されて揺れてしまってもいい。でも、風がやんだらすぐに立ち直る。そんな「しなやかな強さ」を身につけることができたらいいのではないでしょうか。
「強さ」にもいろいろあると思います。
「強さ」の一つが「動じない強さ」です。
イヤな事があった時に、すごくつらい思いをしてしまったり、動揺してしまったりしやすい人は「動じない強さ」を身につけることができたらいいでしょう。
動揺しやすい人は、「感情をうまくコントロールできない」のだと思います。
感情はある程度はコントロールできる(ようになれる)と思います。
ある程度でいいのだと思います。我慢できる程度になればいいのです。完璧にコントロールすることはできないでしょう。揺れてしまってもいい、柳に風流でいけばいいのです。
感情の中で一番激しく、コントロールが難しいのが「怒り」だと思います。
怒りをコントロールできるようになるためには、強い意志をもって努力を続けることが必要だと思います。
どうしても感情が激しく動揺してしまうような場合には、「受け入れる」ことから始めてみてはどうかと思います。
現実をただ受け入れ、自分の心を受け入れることができるように努力することです。
・「こういうこともある」などと、現実を受け入れる。
・「こういう気もちになるのはしかたがない」などと、自分の感情を受け入れる。
・「今こんなふうに考えてしまうのも無理はない」などと、自分の考えを受け入れる。
受け入れる考え方を心がけることで、起こった事や自分の感情や考えに過剰に反応しないようにできればいいのです。
受け入れる考え方ができ、感情をコントロールするために役立つのが「ハオハオ」です。
困った時には「ハオハオ」と心の中でを唱えて、余計なことを考えないように心がけてみれば、少しは心を落ちつけて、なんとかやり過ごすことができるのではないでしょうか。
感情をコントロールする心がけと努力を続け、少しずつできるようになり、悪いことがあってもあまり「動じない強さ」を身につけていけたら、と思います。
10月5日(火)落ち込まない強さ
イヤな事があったあとに、いつまでもくよくよしてしまったり、落ち込んでしまうのは、自分の考えをうまくコントロールできないからだと思います。
考え方を変えることで、「落ち込まない強さ」を身につけることができたらいいのではないでしょうか。
くよくよしやすかったり落ち込みやすかったりするのは、そういう考え方のクセがあるから、と考えてみてはどうでしょうか。
クセになっている考え方を変えるのは簡単なことではありませんが、努力すれば少しずつ変えていくことができると思います。
まずは、自分の否定的な考え方(不幸になる考え方)に気づき、その考えをストップすることです。
そして、その時にできる幸せになる考え方を心がけることだと思います。
問題によって様々な幸せになる考え方ができると思います。
(詳しくは、「幸せになる考え方」のホームページをご覧ください)
自分の役に立つ、幸せになる考え方を一つ一つ身につけていけたら、と思います。
自分の考えをコントロールしようとしても、できない大きな理由は「感情の問題」だと思います。
感情がおさまらないから、不幸になる考え方をしてしまうし、幸せになる考え方を心がけることもできなくなってしまうのではないでしょうか。
感情をある程度コントロールできれば、幸せになる考え方もしやすいでしょう。
落ち込みやすい人は、「自分を助ける」力が弱いのかもしれません。
自分を助けようとしていない人も多いのではないでしょうか。
「自分を助ける」というのにはいろいろあると思いますが、その第一は、自分がつらい時にはそれに気づいて、自分の心を助けるような考え方をしてあげることだと思います。
たとえば、「大丈夫、大丈夫」「今はしかたがない」「元気を出そう」「もうちょっと頑張ろう」「マイペース、マイペース」「少し休もう」「よく寝てから明日考え直そう」「なるようになる」など。
つらい時に自分を責めるのは自分をいじめているようなものです。そういう否定的な考えをストップすることも、自分を助けることになります。
たとえば、「もういいんだよ」「これ以上自分を責めるはやめよう」など。
自分を助けるのに役に立つのが、「ハオハオ」です。
「もっと自分を大切にしよう」に書いたような使い方ができれば、自分を助けられることが増えるでしょう。
落ち込んでもいいことはありません。「落ち込まない強さ」を身につけることができたら、と思います。
10月6日(水)人間関係の強さ
「強くなりたい」という人でいちばん多いのは、人間関係で悩み苦しんでしまうことが多く、「人間関係の強さ」を身につけたいのではないでしょうか。
人間関係に悩み苦しまない強さを身につける方法については、「人間関係で悩まないために」をご覧ください。
人間関係の問題は難しいと思います。
様々な悩みや問題がありますし、相手によるところも大きいのではないでしょうか。
人間関係を良くしようと努力することはいいことですが、相手によっては少し力を抜いてラクにつきあうことができたら、と思います。
人間関係で何か問題があったら、その相手を「いい練習相手」と考え、そこから何かを学び、少しずつ強くなっていけたらいいのではないでしょうか。
人間関係の強さに「愛の強さ」も含めていいのではないでしょうか。
本当の強さには、やさしさや思いやりが必要だと思います。
また、「人を幸せにするのは自分の幸せ」にもつながると思います。
その辺については、「愛について」をご覧ください。
「愛」をもって人に接することができるようになれば、人間関係で悩み苦しむことは少なくなるのではないでしょうか。
人間関係で悩み苦しむことが減れば、それだけ幸せに暮らせるようになれるでしょう。
「夢や目標に関する幸せになる考え方」に、「目標がなかなか達成できない」のページを追加しました。
10月7日(木)意志の強さ?
自分がやろうと思ったことができない・続かないというような、自分の「意志の弱さ」を克服して、「強くなりたい」と思う人も多いのではないでしょうか。
やろうと思っても、やる気が出ないでできなかったり、つい他のことをしてしまったり。
ちょっとうまくいかないことやイヤなことがあると、我慢できなくてすぐに逃げてしまったり。
このような場合、やる気や意志の弱さのせいにしてしまうと、それまでです。
「意志の弱さ」よりも「やりたい気もちの弱さ」と考えたほうがいいのかもしれません。
やりたい気もちが本当に強ければ、自ずとやる気も出るでしょうし、簡単にはめげないのではないでしょうか。
「やりたい気もち」は、本来は、そのこと(で得られるもの)の魅力をどのくらい感じられるかだと思います。その魅力をうまく想像することで、やりたい気もちを高める工夫もできるでしょう。
また、「○○のため」と考えることでやりたい気もちが強くなることもあります。たとえば、自分のため、愛する人のため、もしくは、多くの人の役に立つため、などです。
「こういう生き方をしたい」というのがはっきりしていれば、「そのためにこれをやりたい」と思えることもあるのではないでしょうか。
やる気が出ない時もあるでしょうが、「やる気になれないからできない」と思ってしまうのはよくないでしょう。
やる気を出す工夫はいろいろとできると思います。
自分なりのやる気を出す工夫を重ねていくことが大事なのではないでしょうか。
「意志」ではなく「望み」をはっきりさせ、「強さ」ではなく「回数」で勝負すればいいと思います。つまり、「意志の強さ」ではなく「望みの回数」です。
実際にどうしたらいいかというと、「○○たらいいな。ではどうしたら?」と何度も思うことをおすすめします。
努力を続けられないのは、そういう習慣がないから、とも考えられます。
目標をもって努力する習慣をつくることができれば、と思います。
そのためには、常に目標をもって努力することを続けることです(当たり前ですが)。続ければそれが習慣になります。習慣になれば自然にできます。
努力を続けるためには、それを愉しむことだと思います。目標達成への過程を愉しむ工夫をすることが大事だと思います。
安易にやる気や意志の弱さのせいにしないで、工夫しながら目標に向かって努力する習慣をつくることができれば、と思います。
10月8日(金)我慢強さ
「強くなる」ためには、ある程度の我慢強さも必要だと思います。
ある程度我慢すれば済むことはたくさんあります。我慢ができないために、問題が大きくなってしまうこともあります。
“我慢”と言うと、「力を入れて耐える」イメージがありますが、「少し力を抜いてやり過ごす」ことができれば、我慢できたということになるのではないでしょうか。
我慢強さを養う第1の方法は、「受けとめ方を変える」ことだと思います。
「つらい」「苦しい」「イヤだ、イヤだ」などと思いながらの我慢は、いっそうイヤな思いがし、時間も長く感じやすいでしょう。
「こういうこともある。ある程度イヤな思いをするのはしかたがない。余計なことを考えずになんとかやり過ごそう」と考えたほうが我慢しやすいのではないでしょうか。(「受け入れる」と考えてもいいでしょう)
また、「これもいい経験になるに違いない」のように考えることができれば、多少のつらさも我慢できるでしょう。
そのことに対する受けとめ方が変われば、受けるつらさも変わってくるでしょう。
我慢強さを養う第2の方法は、「(できるだけ)受け流す」ことです。
つらいことをすべて正面から受けとめて、ひたすら我慢するのではなく、受け流せることはできるだけ受け流せるようになることが重要だと思います。
たとえば、自分がミスをして人から叱られる時には、相手の言うもっともな所だけを聞き、それ以外の余計なことやひどい言い方などは気にしないように心がけることです。(「ハオハオ」とやり過ごす)
受け流すポイントとしては、「小さいことにとらわれない」「余計なことを考えない」でしょうか。
我慢強さを養う第3の方法は、「自分を支える」ことです。
つらい時には、自分を責めたり、「自分はダメだ」など思わずに、少しでも自分の心を支えられるような考えを心がけるようになることです。
たとえば、つらい時に「大丈夫、大丈夫」「このくらいなら、まだ平気」「いつもなんとかなっているじゃないか」「(もっとつらい経験があるなら)あの時に比べたら、まだまし」などと考えられるようになれば、より我慢できるようになれるでしょう。
我慢強さを養う第4の方法は、「経験する」ことでしょう。
つらいことを経験することで、「慣れる」ことができます。
そういう意味では、つらい事があった時に、「いい経験をしている」と考えられなくもありません。
「若い時の苦労は買ってでもしろ」というのは大げさでしょうが、何か(幸せ)を得るために、困難な努力を選択するのはいいことです。結果はともかく、「いい経験」になり、我慢強さも少しはつくのではないでしょうか。
すべてのつらいことから逃げてしまうのは、自分のためによくないでしょう。
我慢強さを養う第5の方法は、「つらい時以外の時間の過ごし方」です。
実際につらい現場にいる時には、我慢するしかありません。
それ以外の時間を、いかに安らかに、いかに愉しめるかが、つらいこともある生活を我慢できるかどうかのキーポイントだと思います。
ただ力を入れて我慢するよりも、ちょっと力を抜いてつらさを少しでも軽く受けとめ・受け流しながら我慢することを心がけたほうがいいのではないでしょうか。
10月9日(土)自分の弱さを受け入れる強さ
「自分は弱いからダメだ」と考えてしまうのはよくありません。
でも、「弱い」という事実を否定しようとするのはムリがあります。
「弱くてもいい」と受け入れ、「それでもそれなりに(幸せに)生きていける」と考えたほうがいいのではないでしょうか。
それに、「弱い」のは一部のはずです。
弱い所がある、弱い時がある、弱い事がある、弱い人がいるということでしょう。
それ以外の、所・時・事・人に際しては、ふつうにできるし、心がけしだいでは幸せに過ごせるはずです。
「ここは弱くてもいい(他は大丈夫)」と受け入れてしまってもいいのではないでしょうか。
また、「自分の弱さ」をちゃんと受け入れているから、その時その時に一所懸命にやったり、いっそう努力することもできるのではないでしょうか。
弱さを克服するために努力するのなら、「今は弱くてもいい(努力を続ければ強くなっていける)」と考えることもできるでしょう。
何かが「うまくできない」ことが「弱い」ことではありません。
「うまくできないから自分ダメだ」と自分を責めて、努力をやめてしまうから「弱い(さらに弱くなってしまう)」のです。
うまくできるように努力してもうまくできない時・事はあります。でも、それでメゲない人は強い人だと思います。
「自分は弱い」と考えるよりも、「自分は未熟」と考えたほうがいいのではないでしょうか。
「未熟だ」という自覚があるから、自分を育てようと心がけるのです。未熟だから成長する余地もあるのです。そして、今はその途中なのだから「まだしょうがない」と思うことができます。でも、将来はもっと強くなれるはずだ、という希望もあるわけです。
思うようにいかない時には、「まだまだ未熟だなぁ」と頭をかいて笑ってしまえばいいのです。
「自分は弱いからダメだ」と考えてしまうのと、「自分はまだ未熟だから、努力しよう」と考えるのでは、その後の人生はずいぶん変わってくるでしょう。
「今は成長過程」「自分は発展途上」と言える人は、「強い人」なのではないでしょうか。
10月10日(日)幸せに暮らせる自分は強い
「自分を強くしよう」と努力するのはいいことです。
弱い自分をそのままに放っておくのは、自分を大切にしていないと思います。
「強さ」には、外に対する強さと内に対する強さがあると思います。また、「強さ」には「守り」と「攻め」の強さがあると思います。
外に対する守りの強さは、人や社会などの外部から受ける被害に対する強さです。「人間関係で苦しまない強さ」や「動じない強さ」や「自分の感情をコントロールする能力」などです。
外に対する攻めの強さは、「やさしさや思いやりの強さ」「愛の強さ」「人を幸せにする能力」でしょうか。
内に対する守りの強さは、「落ち込まない強さ」や「自分を助ける能力」です。
内に対する攻めの強さは、「自分を幸せにする能力」でしょうか。
自分を幸せにできる自分は強いと言ってもいいのではないでしょうか。
というよりも、幸せに暮らせる人は「自分は弱い」などと悩まない(一時的に思うことはあってもすぐに立ち直れる)のではないでしょうか。
弱い所があっても、「ここはそのままでいい」と考えるか、「今はしかたがない。(強くなれるように努力すればいい)」と考えられればいいのでしょう。
「自分は弱い」とか「強くなりたい」とか、あまり意識せずに、幸せに暮らせるようになれればいいのではないでしょうか。
そのためには、「幸せになる方法」を身につけ、その能力を向上させて(自分を育てて)いけばいい。
自分を育てていけば、少しずつ強くなれ、幸せに暮らせるようになっていけるのではないでしょうか。(いつもの結論ですが)
(この日記のつづき)
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