人はそれぞれに違う環境で生きています。 与えられる環境には不公平なことがあります。 それでも、人は自分の環境・世界の中で 生きていくしかありません。 自分の環境の中でいかに幸せに生きられるかが 自分にとっての大きな課題だと思います。 もちろん、自分の環境を変えていくことは可能です。 ただし、変えられる範囲には限りがあるでしょう。 でも、変えられる可能性は すごく広いのではないでしょうか。 誰の環境の中でも 幸せに暮らせる余地は十分にあると思います。 自分を育てる努力を続けていけば、 誰でもそれなりに幸せに暮らせるように なれると思います。 自分の世界を少しでも幸せなものに変えながら、 幸せに生きられるようになっていけたら、 と思います。 |
自分を育てる材料が三つあると思います。 一つめは、イヤな事や不幸な出来事です。 そこから何かを学ぶことができれば、 「いい経験」になります。 二つめは、夢や目標です。 夢や目標をもって努力する中では、 それなりの苦難があります。 そういうものを経験・克服することで成長できます。 目標の達成は自信にもなります。 三つめは、幸せになる練習や勉強です。 幸せになるヒントとなる本などから学んだり、 「自分」や「人」や「幸せ」についてよく考えたり することで自分を育てることができます。 生きていく上での「すべてのことはいい経験」になり、 自分を育てるいい材料になるのだと思います。 「自分を育てよう」という意識をもち続ければ、 少しずつ幸せになる能力が向上し、 少しずつ幸せになっていけると思います。 |
「誠実」なことはとても大切なことだと思います。 特に、自分が過ちをおかしてしまった時には。 ヘタな言い訳はしない(見苦しいから)。 潔く謝る(そのほうがカッコイイ)。 誠意のある対応をする(逆に、評価を高める)。 そうわかってはいても、いざとなると、つい、 ウソをついてしまったり、言い訳ばかりしてしまったり、 見栄をはってしまったり、開き直ってしまったり、 逆ギレしてしまったり、逃げてしまったり、・・・。 また、自分の心にウソをつかない、 自分に言い訳をしない、というようなことも、 大切なのではないでしょうか。 |
関係を大切にしたい相手に対しては、 「まず自分から」と考えたほうがいいと思います。 まず自分から、声をかけよう。 あいさつしよう、話しかけよう、誘おう。 まず自分から、関係を良くする努力をしよう。 相手に歩み寄ろう、謝ろう、仲直りを提案しよう。 まず自分から愛そう。 相手を好きになろう、信じよう、 相手を幸せにすることをしよう。 「相手が○○してくれたら、自分も○○しよう」 と二人が思っていたとしたら、 共にずっと○○しないままです。 一方が「まず自分から」と○○すれば、 互いに○○し合うことになります。 「(人が)○○してくれない」と悩み続けるより、 「まず自分から」と働きかけたほうが、 早く幸せな気もちになれるのではないでしょうか。 |
「自分はダメだ。だから、努力しなくちゃ」 と考えるのもいいことだと思います。 「自分はダメな所もあるけど、それなりにいい。 でももう少しなりたい自分になれたらいいな」 と考えたほうがいいように思います。 今の自分を否定していると気もちが暗くなるし、 なりたい自分になれない限りそれは続きます。 今の自分を(それなりに)肯定できれば、 すぐにラクになれるし、 「努力しなくちゃ」よりも 「○○たらいいな。ではどうしたら?」のほうが 少し力を抜いて自分を育てる努力もできる のではないでしょうか。 自分を育てる努力をするのは、すごくいいことです。 その努力をどういう気もちで続けていけるかが 大事なのではないかと思います。 |
今を大切にする心がけが大事です。 小さいことにくよくよしない。 先のことを心配しすぎない。 過去の不幸にとらわれない。 どうにもならないことは考えてもしかたがない。 わかってはいても、 実際にはなかなかできないことです。 だからこそ、 そう心がけることが大切なのでしょう。 少しずつできるように努力していくことが 大切なのではないでしょうか。 |
好きなものを大切にすることは 幸せになる方法の一つです。 自分の好きなものを見つける。 そのために、新たなところを探し回る、 自分のまわりのものを見直してみる、・・・。 もっと好きになるようにする。 そのために、もっとよく知る、 いい所を探す、・・・。 もっと愉しむ。 そのために、愉しむ工夫と努力をする、 好きなものと関わる時間と回数を増やす、・・・。 「好き」っていうことは、幸せのヒントであり、 幸せの素のようなものです。 好きなもの(事、人、物)を大切にすることが、 自分らしく、幸せに生きることに つながるのではないでしょうか。 |
自分が持っている幸せを感じられるようになれば、 ある程度幸せに暮らせるようになれるでしょう。 自分が出会う幸せにもっと気づけるようになれば、 けっこう幸せを感じられることが増えるでしょう。 自分が望む幸せを努力して得ることができれば、 すごく幸せでしょう。 自分が持っている幸せを感じることは、 誰にでもできるはずですが、 人によっては難しいことかもしれません。 「そんな幸せではもの足りない」という人が 多いのではないでしょうか。 いつでも幸せでいられるためには、 自分が持っている幸せを 感じられるようになることが 必要なのではないでしょうか。 |
「今だけは」「あと1時間だけは」「今夜だけは」 「きょう1日だけは」「この週末だけは」 「今週1週間だけは」「今月だけは」 「今年1年は」「あと3年は」・・・ 「目いっぱい楽しもう」「イヤな事は忘れよう」 「何かに夢中になろう」「やりたいことをやろう」 「夢にかけてみよう」「心から愛そう」 「幸せに暮らそう」・・・ 「今だけは○○しよう」と、気合いを入れて、 今を大切にする時があっても いいのではないでしょうか。 |
物事は、受けとめ方しだい、考え方しだいで、 感じ方がずいぶんと変わります。 いいことがあった時に「うれしい」「幸せ」と思うと、 さらに幸せな気もちになれます。 いいことがあった時に「当たり前」と思うと、 あまり幸せは感じられません。 悪いことがあった時に「信じられない」 「許せない」などと思うと、 よけいに腹が立ったり 悔しかったり悲しかったりします。 悪いことがあった時に「こういうこともある」 「しかたがない」と考えれば、まだラクです。 いいことがあった時に、「ありがたい」 「おかげさまで」と感謝すれば、 幸せな気もちになれます。 悪いことがあった時に「誰かのせい」にすると、 よけいに腹が立ったり悔しかったりします。 物事をどう受けとめ、どう考えたほうが 自分の心にいいか、より幸せになれるか、 自分で試しながら、 身につけていけたら、と思います。 |
今は幸せ。 でももう少し幸せを感じられるようになれたらいいな。 ではどうしたら? 今の生活はそれなりに幸せ。 でももう少しやりたいことができたらいいな。 ではどうしたら? 夢をもって生きられている自分は今幸せ。 でも夢が叶ったらいいな。 ではどうしたら? 大切な人・幸せにしたい人がいて自分は今幸せ。 でももっと幸せにできたらいいな。 ではどうしたら? 今の生き方はそれなりにいい。 でもあんなことを経験できたらいいな。 ではどうしたら? 今ある程度幸せに暮らせる自分はけっこういい。 でももっと幸せになれる自分になれたらいいな。 ではどうしたら? まずは、「今は幸せ」と思えることが大事です。 「○○たらいいな。ではどうしたら?」と 軽く考えて、何か思いついたら、 できることならやってみましょう。 |