自殺をしてしまうのには、苦しみから逃れたい、希望がない、衝動的なもの、生きる意味がわからない、の4つがあるように思います。「希望をもつ」ことについては、先日書きました。「人生の目的」についても書いてあります。
現在の苦しみから逃れたい、と自殺を考えてしまうことが多いと思います。
たいへんなつらい現実があるのだと思います。でもきっと、何か方法はあるはずです。自殺をするくらいなら、他にきっと。
現状から逃れるために、自分の命や人生をやめてしまうくらいなら、他に何かやめてしまったほうがいいものがあるはずです。学校・受験、会社・仕事、人づきあい、住む場所、家庭、・・・。自分の命より大切なものではないはずです。
“やめる”前に“休む”ことができる場合もあると思います。死ぬくらいなら、思い切ってしばらく休んでしまったほうがいいと思います。休むことで時間ができたら、自分を育てる(幸せになる能力を向上させる)ことに使ったらいいと思います。そのままの自分では、またどこかで同じ事の繰り返しになりがちだと思います。休むことは、自分を育てるいいチャンスだと考えてみてはどうでしょうか。
時には、何かを“やめる”“休む”勇気も必要なのではないでしょうか。
すべての人が幸せを求めているはずです。 しかし、幸せにはいろいろあって、 簡単に得られるものもありますが、 そう簡単には得られないものもあります。 誰にも不幸は時々やってきます。 「不幸は幸せに変えることができる」 そう私は信じています。 一時的に不幸になってしまうのは しかたがありません。 でも、その不幸から逃げずに よく見つめてみれば、 幸せのヒントが見つかります。 不幸をいい経験にすることもできます。 不幸を幸せに向かういいきっかけや 心のエネルギーにできることもあります。 | すべての人が幸せを求めている しかし幸せというものは そうやすやすと やってくるものではない 時には不幸という 帽子をかぶって やってくる だからみんな逃げてしまうが 実はそれが幸せの 正体だったりするのだ (後略) 「幸せの帽子」坂村真民 (『詩集 二度とない人生だから』 [サンマーク出版]より) |