
しあわせ日記
悩みがあってもそれなりに暮らそう
生きていく中では、様々な問題があります。大変な問題もあるでしょう。
でも、「この問題があるから幸せに暮らせない」「この問題が解決しない限り苦悩の日々が続く」のように思い込んでしまうと、実際にそのようになってしまいます。
「悩みや問題があるのは当たり前」「悩みや問題があっても幸せに暮らそう」と考えたほうがいいのではないでしょうか。
◇それなりに幸せに暮らそうと決意する
「悩みや問題があっても幸せに暮らそう」などと言われても、「私にはできない」「(今の私は)××だから、幸せに暮らすことなんてできない」「私は××だから、幸せになれない」などと考えてしまう人もいるでしょう。
不幸な出来事が発生して間もない時や、すごく大きな問題を抱えた時には、すぐに「幸せに暮らそう」とは思えないかもしれません。
でも、ある程度の期間が過ぎたら、いつまでもそのままでは自分のためによくありません。
そういう人は、まずは「こういうこともある」と現実を受け入れることが大事です。現実を受け入れることができれば、少しは前向きに考えることができるようになれるでしょう。
また中には、解決できない問題もあります。
そういうものは、「慢性的な問題としてうまくつきあっていこう」と覚悟できるといいでしょう。
「幸せに暮らそう」と言っても、すごく、ずっと幸せに過ごすということではありません。少しでも苦しまないように、できるだけ幸せに過ごす時間を増やせるようにしよう、ということです。
「悩みや問題があっても、それなりに幸せに暮らそう」のように、“それなりに”という言葉をつければ、自分にもできそうな気がするのではないでしょうか。
「私にはできない」とあきらめて努力しなければ幸せにはなれません。努力すればそれなりに幸せ暮らすことはできるでしょう。少なくとも、努力しないよりは幸せに暮らせるはずです。
自分のために、「それなりに幸せに暮らそう」と決意することが大事です。
◇悩みや問題をできるだけ減らす
幸せに暮らすためには、悩みや問題をできるだけ少なくことが大事です。悩みや問題が多ければ、それだけ幸せに暮らすことは難しくなるでしょう。
悩みや問題を減らす第一の方法は、「問題化しない」ことです。
自分が考えさえしなければ大して問題ない事や、自分ではどうしようもない事などは、問題化しない(考えない)ようにできたらいいでしょう。
悩みや問題を減らす第二の方法は、「解決できる問題は早めに解決する」ことです。
そのためには、「動いて解決を目指そう」や「現実は現実。○○たらいいな。ではどうしたら?」というような考え方が役に立つでしょう。
悩みや問題を減らす第三の方法は、「完全解決を求めない」ことです。
「ある程度よくなったら、それでよしとする」ことです。そのためには、多少のことは目をつぶる、少しは我慢するというようなことも必要でしょう。
完全解決を求めると、いつまでたっても問題は解消せず、悩みや問題が増える一方です。
◇休み休み考える
悩みや問題を抱えている時に回避しなければならないのは、そのことで疲れ切らないこと、生活に支障をきたさないことです。そのためにはまず、考え過ぎないことです。
「考えるのはいいこと、考え過ぎは苦悩の元」 です。
何でも長時間力を入れっぱなしでは疲れるし、つらくなってくるものです。悩ましくなってきたら、「(ちょっと待て。)考え過ぎかな?」と自問できるといいのです。考え過ぎだと気づいた時には、考えるのを少し休んで、できれば気分転換をしたり何か楽しめる時間を挟んで、「休み休み考える」のがいいでしょう。
どんなに大きい問題があっても、一日中そのことを考え続けてはいけません。それでは心身ともに疲れきってしまいます。生活にも支障がでます。その悩みがいかに重要なことでも一日に一時間とか時間を限って考えることが重要です。
悩みがあるとついついそのことを考えてしまうものです。それはしかたがありません。そのことを考えているのに気づいて、「あとで考えよう」「(一度寝てから)明日考えよう」などと考えられるといいでしょう。
◇問題と関わらない時を幸せに過ごす
悩みや問題があっても幸せに暮らすためには、その問題について「考えない時間」の過ごし方が大事です。
自由な時間には、好きなことや楽しめることや夢中になれることなどの気分がよくなれることをやるように心がけたほうがいいでしょう。
悩んでつらい時ほど、楽しめる時間や安らかな時間をもつことが必要なのです。そうしないと心が(体も)まいってしまう心配もあります。心身の調子が悪くなってしまっては、幸せに暮らすことがさらに難しくなってしまいます。
少しでも楽しむ時間や安らぐ時間を習慣としてもつようにすれば、自然に気分転換や心身の回復ができ、問題解決のためにパワーを使うこともできるのではないでしょうか。
やるべきことがある場合には、そのことに「集中しよう」「楽しもう」などと考えられるといいでしょう。
一つの悩みのせいでやるべきことをちゃんとやらないと新たな問題を生んでしまい、悪循環に陥ってしまいます。
考えないようにしようと思っていても、ついその問題を考えてしまうことはあるでしょう。
その問題を考えているのに気づいたら、「今はこの事を考えるのはやめよう」「あとで(考える時間に集中して)考えよう」などと、その考えをストップできればいいのです。
続けて、「やるべきことをやろう」「今を楽しもう」「何かいいことを始めよう」などと考ることができれば、“いいきっかけ”にできるのではないでしょうか。
その事を考えて気分が悪くなっている場合には、うまく気分転換ができるといいでしょう。
問題と関わらない時間を少しでも幸せに過ごせるようになれば、自分の心の中での問題を大きくせずに、落ちついて考えられるようになるでしょう。
生きている限り、悩みや問題があるのは当たり前、と考えたほうがいいのかもしれません。
その上で、自分の問題とうまくつきあいながら、それなりに幸せに暮らせるようになれたらいいのではないでしょうか。